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2005.03.10

弁No.7 研修冒頭のキョーレツなショック

nichibenrenkaikan弁No.7 正式の登録日は、2004年7月27日。その後、9月1日に、弁護士法人九州リーガル・クリニック法律事務所のお披露目パーティーがあったのを別にすれば、弁護士業務との関連ではさほど時間を奪われることもなく9月末までは過ぎていきました。
 10月2日、第57期の司法修習を終えた方たちと一緒の研修が始まって激変開始です。この新人研修、1回では終わらないので、「東京弁護士会及び第二東京弁護士会への登録者以外の新入会員」(10月2日)と「東京弁護士会及び第二東京弁護士会に登録する新入会員」(10月3日)に分けて、霞が関の日本弁護士連合会(以下、日弁連と言います)の建物で倫理研修を中心とした研修が終日行われました。午後は20名から30名のクラスに分けてのゼミ型の研修でしたが、30クラスくらい編成されたでしょうか。当日の「新人」名簿を見ると知人の憲法教授や刑訴教授も新規登録されていましたが、顔を合わせたのは一人だけでした。
 この研修初日に言われた大事なことは、実は、その後、福岡県弁護士会の研修でも初っ端に言わました。それは、大学に長く居続けた者にとっては、非常にショックでした。要するに、2度も説かれたことは、「弁護士の仕事は頭脳労働であるから、それに集中しなさい。事務員さんに頼める用件・用事は自分ではするな」という趣旨のことです。大学の教員は、勤務時間の半分以上を、他人がしても済むような単純労務で費やしているのですから、これは本当に衝撃でした。今でも、法律事務所の中で、ついつい事務員さんがしてくださることを自分がやってしまいます。確かに、大学の研究室に戻ると、コピー取りからファクス送信、封筒の宛名書き、糊付け、郵送代の計算、ポスト投函、宅配発送、書類の穴あけ、ファイルのラベル印刷、ラベル貼り、文書の整理、その他もろもろ、全部自分でしなければならないことだらけですから、この落差にはいまもって身体がなじみません。ドイツの大学教授と日本の弁護士の共通性はここにあります。ドイツではタクシー運転手をしている弁護士がたくさんいますし、日本なら書記官がしてくれることをドイツの裁判官は自分で結構していますが、日本の裁判官・弁護士はドイツの教授みたいです。日本の大学研究者はドイツの裁判官と似ていて雑用が多く、逆に、ドイツの法学部教授と日本の裁判官は、市民的自由をあまり行使しない(正確に言えば、ドイツの教授の場合、大多数は保守的な政治活動をしている)し、秘書(的な人)がいてある種の集中ができているという点でも似ているな、と今でも思っています。
 今日は研修冒頭のショックだけで閉じます。福岡弁護士会の研修に関することは、引き続き。

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