« 弁No.18 人権派と企業派の区別、意味あり? | トップページ | 4月20日の地震 教訓を活かすのは簡単ではない »

2005.04.18

弁No.19 私のゼミ生ならほぼ全員、法廷に立てる!

弁No.19 法廷作法の見習いのために地裁・簡裁通いをしているとき、今まであまり気づいていない風景にぶつかりました。簡裁のクレ・サラ事件などは、午前10時開始で40件くらいの審理が入っているのはまぁ普通です。もっと多い日もありました。そこに、融資会社の代理人として来ている人の中には20代後半の茶髪のお兄さんたちもいました。拙著『人間の尊厳と司法権』には、ドイツの行政裁判にピアスを付けた茶髪の若者が行政庁代理人として出廷していると書いたことがありますが、なんと、日本でも起きているのです。ただし、公務員ではないのですが。ドイツ人は生まれながら金髪・茶髪ですから、「ある意味では」日本の方が「進んで」います。彼らは、人によっては、高校も終えていないかもしれません。それでも、おそらくごく短期間の「研修」を経て、貸金の回収の訴訟では会社を代表して法廷に立ち、場合によっては和解までして帰る能力を身につけているのです。この種の裁判なら、私のゼミ生は、短期間の法廷見学と一定の「研修」で十分やっていけます。私も変なところで、少しばかりの自信を与えてもらいました。
 確かに、深遠な法理論が必要な訴訟は無理でしょうが、彼らの法廷活動を見ていると、事件の種類によっては、もっと人件費のかからない司法救済システムが成り立つかもしれないと心底感じた次第です。

|

« 弁No.18 人権派と企業派の区別、意味あり? | トップページ | 4月20日の地震 教訓を活かすのは簡単ではない »

Libra の弁護士日記」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。