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2005.05.04

弁No.23 「お客様の中に、お医者様はいらっしゃいませんか」

弁No.23 かつては航空機の中で、しばしばこのアナウンスを聞きました。このごろ、少なくなったのは、機内で乗務員が若干の応急措置をとれるようになったことや、救急薬品などを積むことができるようになったからだと思います。今でも、ときには、こういう放送があるのでしょう。
 これに対して、「お客様の中に、弁護士の方はいらっしゃいますか」という機内アナウンスや車掌の放送はないだろうなぁ、と思います。
 ところが、ところが。まさに、車内で殴り合いが始まり、下手すると血みどろの事件になりそうなとき、たまたま乗り合わせている弁護士はどのような行動をとるべきなのでしょうか。正解は何なのでしょう。
 世の中、何が起きるか分かりません。先日、生まれて初めて「110番」の電話をしました。それも携帯電話からです。しかも、特急列車の中からです。
 博多を出てしばらくして酩酊者が大騒ぎを始めましたが、止めに入った人もやや酩酊気味。車掌は、酔客から「ライターを出せ」、「マッチを貸せ」と大声で言われ、右往左往。車内は、どうなることかと、振り返る人と、ひたすら知らぬ顔をする人に分かれます。殴り合いの事態が始まった時点で座席から小声で110番をしました。受信は、福岡県警。しかし、最初の停車駅は、佐賀県内。駅前までパトカーが来たものの、車内に入る前に列車は出発。次の停車駅は、わずか5分後で再び福岡県内。ここで福岡県警のパトカーが間に合い、一応、つかみ合い状態の2名を説得して駅に降ろし5分遅れで出発しました。異なる県警間のリレーには感謝です。その日は、裁判所で1時間も検察側証人の警官をきびしく尋問した後であり、同じ日にパトカーを呼んだ自分の「自己矛盾」に後ろめたい気持ちが残ります。この駅を出て50分弱でしょうか、列車は、降車駅に遅れを取り戻して到着しました。もともとギリギリで組まれているダイヤ。果たしてこの遅延回復は良かったのかどうか・・・。乗っていても普段よりスピードを出していることはよく分かりました。私も、こういう行動を取ったことが良かったかどうか、まだ迷っているところです。あのままなら、けが人が出た上に、車内は相当の混乱状態になっただろうし・・・と、思考は行ったり来たりしたままです。

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