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2005.06.06

行政・自治No.6 最高裁の内部のような自治体議会棟

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行政・自治No.6 この土日は、7月に札幌で開催される自治体法務合同研究会の九州グループ(九州自治体法務研究会)の報告内容を固めるための合宿研究会に出てきました。新幹線の鹿児島中央駅から道路・フェリー・道路とつないで、2時間ほど南下した鹿児島県肝属(きもつき)郡錦江町(この3月に大根占町と田代町が合併した新自治体)が会場です。この九州グループの合宿は、昨年に続いて鹿児島での開催となりました。パワーがあるからでしょうか。
 夕方の野外バーベキューは、研究会メンバーが家族総出で準備していただきました。特に、「子持ちキビナゴ」のバーベキューは、絶品でした。
 今日、月曜日は、自治基本条例の制定を巡って、執行部と議会が全面対立しているとマスコミ報道している案件について、年休をとって、参考人として出てきました。熊本市議会の特別委員会で歴史上初めての「参考人」招致のようでして、日当3300円、そのうち正副議長らと取った食事代1050円をさっぴくという条件で、2250円というすさまじい報酬をいただいて、5時間ほどの拘束を受けて戻ってきました。出頭が決まってから1ヵ月、相当の時間を費やしてパワーポイント画像も含めて準備したのですが、この扱いはなかなかのものです。行くときにはタクシーを使ったので、実質手取り1000円ちょっとです。この間、本もずいぶん買ったのですけどね。
 ニセコ町のように、議会のたびに会議室を議場にする小規模自治体をいくつか見てきたために、膨大な数の委員会室、正副議長用の広大な執務室、超広々とした議長応接室など、自治体の「ゆとり」(?)に、頭の中がおかしくなります。市の職員も議会棟への連絡通路など、あまりよく分かっていないようです。そして、議会棟では、迷子になります。
 今日は、普段の委員会室のレイアウトを完全に変えてもらい、固定焦点カメラもはずし、外注された業者がわざわざウン十万円でセットした立派な撮影用カメラを用いての委員会となりましたので、上映したパワーポイント画像も、庁舎内にあるモニターに鮮明に写りました。今回の「特例」が、議会運営を今後変えるきっかけの一つになることを期待します。
 それにしても、6000人以上の職員のうち、今日の質疑を見てくれた人は、委員会室にいた幹部を除けば数十人にもならないでしょう。自治基本条例の実施には、道遠し、を実感しました。議会の方は、一気に元気が出てくるのかもしれませんが。
 それ以上の諸感想は、あまりにも多いので、各方面への配慮から、遠慮させてください。DSC_0095

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