行政・自治No.21 消火栓を考える(2)
行政・自治No.21 まぁ、たいした話ではありませんが、スイスの人口5,000人の町の調査を終えた後、あえてその町のホテルに泊まりました。夕方時間があったので、散歩をしましたが、まあ、農家という農家が美しいこと。1軒のきれいな造りの農家があって、正面から写真を撮ろうとしました。ところが、2階のベランダでは、若夫婦がどこからでも見える角度なのに抱き合っています。こっちが恥ずかしいというか、プライバシー侵害を避けるために、木々が二人を遮るところまで行って、このお宅の写真(右下)を撮った次第です(ちなみに、この話は、今後、なぜ、ドイツやスイスにはラブホテルがないのか、というテーマに発展するかもしれません)。写真で見える部分は、農家特有の設備が写っていて一見汚いようですが、家の正面はペンションを思わせるようなきれいな造りなのです。この町には、50メートルから100メートルおきに、消火栓があります。そんなに火事が多いのか? ともかく不思議でなりません。今でも、未解決です。
ただ、迷子になるほど歩いたあと、ある牧草地沿いの道路脇にある消火栓を見ると、牧場の牛の水飲み場に消火栓からホースが延びているのです(写真右上)。これは合法なのか、違法行為かは、結局聞けませんでした(牛しかいないのだから)。ただ、道路沿いの消火栓は、家々の側にあって、牧草地側ではありません。知っている方、教えて下さい。
それにしても、牛が付けている、あのカウベル、たまに短時間聞くのはのどかでいいのですが、付けている本人(本牛)は、1日中、あの音を聞いていて、頭痛やノイローゼはないのかなぁ、と真剣に考えたことでした。私がこの牛だったら、耐えられない。
この町の自治の仕組みを詳細に役場で聞いて、私は、真の民主主義、自治、住民による官僚行政コントロールってこんなものかと衝撃を受けました。これは、また。
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コメント
お元気で活動されている様子が良く分かるブログです。初めて書き込みます。
自治・住民による官僚行政コントロールのところを、是非教えてください。
こちらでは「オカミ主義?」がなかなか抜けません。
お体を大切にされて、毎日をお過ごしください。
投稿: 松本佳久。 | 2005.09.01 13:20