法教育No.1 法教育 事始め
法教育No.1 今年の公法学会で、ロー・スクールと大学法学部以外の諸分野における公法教育のあり方について、報告をする予定になっています。2005年10月8日です。
そこで、ここ15年間、私が関心をもって調査をし続けてきた法教育に関して、少しずつ、写真を使いながら意見を述べることにしましょう。
まず、最初に、シュパイヤー市の市営プールです。プールの深さが4.5メートルから5メートルあることがわかります(左上の写真の真ん中に身長160センチくらいの人が立っているのでわかりますね)。
子供用のプールは別に室内にありますが、この競泳用プールも深さ50センチくらいになるように機械で動きます。さらには、プール全体が、(おそらく)正式な競泳ができるような深さになるように調整できます。下の写真は、深さ50センチ程度の底の下を見たもので、上の床の下に全面タイル張りの本来のプールの底があるのがわかります。
これが、なぜ、法教育と関係あるのでしょうか。
私の著書『豊かさを生む地方自治 ― ドイツを歩いて考える』(日本評論社、1996年)も、プールの写真から始まっていました。
プールは、法教育を考える上で格好の素材なのです。これから、当然のことながら、さまざまのテーマの合間に、ということになりますが、「法教育」のあり方について、相当長い連載を始めます。
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