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2005.09.19

行政・自治No.28 静かな選挙と熱い選挙(その7) またまた間違い ― お詫びの上、削除し、後ほど加筆します

行政・自治No.27 昨日付の行政・自治No.27において、「「開票」は、投票翌日の月曜の朝8時から夕方17時までに全国一斉に行われるそうです」と書いた部分は、削除します。
 今日18日(日)は、19時から23時までワイン街道のレストランにおいて、シンポジウムの外国人報告者を招待しての大学主催の食事会がありました。その帰途に、日本人研究者3人が、実際にドイツ連邦議会や地方議会の開票に3回ほど選挙開票責任者として携わったことのある30歳前後の方(女性)から、ドイツにおける開票時間と開票の仕方を聞きました。
 結論は、ドイツでも即日開票であることがリアルに判明しましたので、昨日の記事を2行、カットします。
 即日開票ではありますが、職業公務員が直接開票作業をすることないそうです。100票とか200票の単位で、集会所のようなところで、市民だけで開票し、電話で集計センターに報告するのだそうですが、開票作業にあたっては、守秘義務や疑問票の扱いなどについても開票に名誉職として関わる市民に説明をし、疑問票は市民の合議で決定し、最終的には選挙開票責任者の責任で判断するそううです。この女性の方、学生身分のままの20歳代で、すでに選挙開票責任者を務めているのです。市民の「自治力」の問題でしょう。
 そして、開票結果が、裁判になることは、理論的にはありうるが、実際には聞いたことがまずない、という回答に、日本では当選訴訟や選挙訴訟の活用が活発であるのが、反って異常ではないかとも思った次第です。
 で、もっと正確なことは、後ほど、今日話を聞いた日本人研究者の合議?と、ドイツ人で選挙に詳しい方の意見をさらに聞いてから、ご報告することにします。ただし、この件は、数日以上、あとのことになります。
 どうやら、スイスでも見聞しましたが、われわれ日本人が「自治」と考えていることと、ドイツ・スイスなどで、「自治」として行われていることには、ベースの違いがあるようです。日本で、なぜ、職業公務員が開票をし、あるいは、選挙管理委員会を設けることになっているのか、その歴史をたどり、今、それが必要なのかどうか、改めて、一から考えていく必要がありそうです
 日本で「ガバナンス」とか「協働」とか言う場合に、その中身にも、もっと立ち入っていく必要性も見えてきます。
 ともかく、選挙実態があまりに違うのに、単なる「選挙法制」の文言の比較研究などではすまないのでは、というのが今夜の感想です。

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コメント

お元気のご様子、何よりです。文面から、そちらでも生き生きと暮らしておられる様子がよく伝わってきます。
日本のマスコミでは「ドイツ与野党逆転か?」調の報道が多いように思います。木佐ブログ報告の「静かな選挙」というイメージは、なかなか想像がつきません。
多くのことを学んで頂き、帰国後に私たちにもそれらの事を教えてください。お元気で。

投稿: 松本佳久。 | 2005.09.19 10:08

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