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2006.01.17

弁No.53 相撲だけがモンゴルに負け越しているのではない

弁No.53 中村元弥・旭川弁護士会長による所属会員弁護士向けの私的日弁連理事会報告「平成17年度第14,15回理事会報告」のごく一部を引用させていただきます(05年12月9日付け)。執筆者ご本人の了解済みです。

<引用> (見やすく改行しました。太文字は木佐によります)
 関連して,取調可視化の関係で,既にお手元に配布されている可視化申入書のモデル案とともに,「オーストラリア・イタリア・モンゴル・アメリカ」の調査報告書が配布されました。日本の実状を聞いたイタリアの法曹関係者が「日本は人権B規約を批准しているのか」(検察官),「日本に憲法はあるのか」(弁護士),「23日間の取調,それは拷問だ」(警察署捜査部長)と一応に驚くほど,可視化はとっくに世界標準となっていることを実感させられます。

 特筆すべきはモンゴルで,弁護士の取調立会権が刑訴法上明記され,重罪事件では4割近くが録画・録音される実状にあるそうです。日本はもはや相撲だけでなく,刑事手続においてもモンゴルに負け越しているのです。

 四国弁連大会シンポに参加された富川副会長が紹介した台湾や香港での状況と併せ考えると,日本はアジアにおいても大きく遅れをとり,かつて木佐茂男教授が裁判所の閉鎖状況を指して呼んだ「ガラパゴス現象」が刑事手続においても一層進行していることが窺えます。あまりの内容に,当職は,これを全裁判官・検察官に配布することも考えるべきだと発言しておきました。
<引用、おわり>

 ガラパゴス現象、シーラカンス現象は、さまざまなテーマにおいて、広く深く進行しているようです。

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