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2006.05.06

弁No.64 世間は、ゴールデンウィーク!

弁No.64 今年は、10連休にも近いゴールデンウィークなのに、ロー・スクールの講義準備や貯まりにたまった仕事の片づけで、まったく「行楽」などとは縁のない生活です。

 昨年は、ゴールデンウィーク直前に、控訴審の国選弁護事件が割り当てられました。被告人は1日も短い刑期が目的ですが、控訴理由をまったく書く余地のない無茶なものでした。親族や内縁の配偶者などに法律事務所に来てもらい、拘置所通いも重ねて、なんとか量刑不当の控訴趣意書でも書こうとしたのですが、いかなる文献・前例を見ても、書きようがありません。全国各地の先輩弁護士(年齢は私より若いけれど、経験のある方々)にいろいろとうかがって、さらには、過去に提出された控訴趣意書などまで見せて頂いて、書き上げたのですが、ゴールデンウィークどころか、その後の時間もつぶれました。そうして、時間を費やしたものの、5月末には、勝手に本人が拘置所から控訴を取り下げていました。担当の高裁第○部の裁判長は、旧知の方です。いい加減な控訴状を書くわけにはいなかないのですから、必死で書いたものの、結局、お蔵入りです。

 先輩の弁護士の方々は、数知れず、こうしたすっぽかし事件とでも言うべき事件に付き合っておられるのですが、弁護士としては、事前に手抜きの可能な事件かどうかはまったくわかりませんから、全力投球です。それにしても、徒労感だけ残る連休でした。今年は、ロー・スクールの準備や、論文書きが中心ですから、徒労ではありませんが、休息がない状況だけは、少し離れてみたいものです。毎年、毎年、講義のない日々(夏休み・冬休み・春休み・その他の連休)は、こうして時間が過ぎていきます。

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コメント

国選弁護で無理な主張をするのはそう気にしなくていいんですが。
私選とちがって被告人と主張がちがうのでやめる、というわけにいかない形態ですので。
むずかしい事案だということを被告人になっとくいただいたうえで被告人の言い分をまとめるぐらいしかないところです。

投稿: madi | 2007.02.26 02:25

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