大学における成績主義ボーナス支給の現実(1)
このところ5~6年、経験してきた九大法学研究院におけるボーナスの成績主義配分の実態を紹介する前に、本年度からの給与引き下げや、新制度について書いておかなければなりません。
2006年4月1日、九大では基本給が平均4.8%程度引き下げられました。ただし、若手は引き下げを行わず、中高齢層については最大7%引き下げ、給与カーブをフラット化するということが行われました。私も7%組に属すると考えていいでしょう(正確に計算していません)。
その結果、私の場合、息子と私の基本給は、8万円しか違わない、という仰天現象となりました。手取りでは4月、5月とも、残業手当のある息子の方が上回っていました。
画像で注目すべきは、これから教員のランクも5段階に分けられることです。55歳で昇級停止になるこれまでの制度は廃止され、一部の「極めて良好」及び「特に良好」な方のみが、55歳未満の方の半分だけ昇級する、という仕組みになるそうです。
次回は、法学研究院(法学部)におけるこれまでの成績主義ボーナス支給の実態について書かせていただきます。
| 固定リンク
「日々の出来事」カテゴリの記事
- また,Wikipedia 改ざんが始まりました。(2020.03.20)
- Wikipedia の 木佐茂男 の項目について(2019.12.26)
- 『日独裁判官物語』DVDで復刻版 販売開始(2019.12.12)
- くれぐれも違法コピー・違法PDFが出回らないように(2016.04.09)
- 阿部泰隆先生によるコラム 「木佐茂男九大教授の最終講義」(2016.03.31)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
ちなみに、息子とは29年の年齢差があります。
投稿: 木佐 | 2006.06.19 10:47