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2006.06.23

大学における成績主義ボーナス支給の現実(2)

 6月11日付の朝日新聞1面トップに「公立教員給与 見直し」「時間外手当を導入」「業績主義 本格的に」という記事がありました。ますます成績主義が跋扈するようです。公務員の成績をどうして評価するかは、難しい問題ですが、我々大学人は、法人化以前から、成績主義が取られ、優秀な教員にはいわゆるボーナスで高額支給があります。現時点では、金額的にはそう大きな差ではありませんが、今後は格差が開くでしょう。私は、(おそらく)万年「普通」組です。

 国家公務員の基準は、以下のようです。

 人事院規則九―四〇(期末手当、勤勉手当及び期末特別手当)
 (昭和三十八年十二月二十日人事院規則九―四〇)

(勤勉手当の成績率)
第十三条  (一部略)職員の成績率は、当該職員の職務について監督する地位にある者による勤務成績の証明に基づき、当該職員が次の各号のいずれに該当するかに応じ、当該各号に定める割合の範囲内において、各庁の長が定めるものとする。ただし、各庁の長は、その所属の給与法第十九条の七第一項の職員が著しく少数であること等の事情により、第一号及び第二号に定める成績率によることが著しく困難であると認める場合には、あらかじめ人事院と協議して、別段の取扱いをすることができる。
一  勤務成績が特に優秀な職員 百分の八十六以上百分の百四十五以下(給与法第十九条の四第二項に規定する特定幹部職員(以下この条及び次条において「特定幹部職員」という。)にあつては、百分の百十一以上百分の百八十五以下)
二  勤務成績が優秀な職員 百分の七十八・五以上百分の八十六未満(特定幹部職員にあつては、百分の百一以上百分の百十一未満)
三  勤務成績が良好な職員 百分の七十一(特定幹部職員にあつては、百分の九十一)
四  勤務成績が良好でない職員 百分の七十一未満(特定幹部職員にあつては、百分の九十一未満)

(二項、三項は略)


 この2006年6月支給ボーナスの勤勉手当の成績分九大の「成績率の決定基準」は、別紙の通りです。一太郎ファイルですが、PDF・ファイルに加工しました。

 九大では、国立大学時代に、すでに次のように次第に格差が広がっていました。2006年の今回の支給でも、それ以前でも、成績率は4段階に分けるようになっていますが、どうやら違法に(?)、2区分で済ませているようです。

          (普通)    (良)
 2002年 6月 0.6   0.717
 2002年12月 0.55  0.655
 2003年 6月 0.7   0.831
 2003年12月 0.7   0.838
 2004年 6月 0.7   0.847
 2004年12月 0.7   0.832

 上記の各年にあっては、九大では、全学において2段階で、普通が8割良が2割のようです(2004年当時)。現在では、これまでの「普通」が「良好」、「良」が「優秀」という表現に変わっているようです。前掲の人事院規則参照。この辺りの事情もよくわかりません。

 九大組合からは、「勤勉手当の成績率は、事務や技術職はおおむね5回に1回は「良」が支給されていますが、教員は大学の役職についている人に多く支給される傾向があります。」という文書が流されています。

 さて、スペースの関係上、法学部(法学研究院)の「成績」評価基準については、次回書きます。

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