« 行政・自治No.56 「中小自治体の現状と課題」 | トップページ | 四つ葉・・・八つ葉、九つ葉のクローバー »

2006.07.15

大学における成績主義ボーナス支給の現実(5)

 6月30日に夏のボーナスが支給されました。私のボーナスは1998年か1999年を頂点に毎年、着実に減額になっています。
 私の成績率は、「71」でした。おそらく、従来から第4番目の「100分の71未満」は、存在しないと思われるので、結局、「下(ゲ)」の扱いですが、7割から8割の教員はここに位置します。

(勤勉手当の成績率)
第十三条  
一  勤務成績が特に優秀な職員 百分の八十六以上百分の百四十五以下
二  勤務成績が優秀な職員 百分の七十八・五以上百分の八十六未満
三  勤務成績が良好な職員 百分の七十一
四  勤務成績が良好でない職員 百分の七十一未満

 教職員の勤務成績は、教員と職員と別々に行われます。そうすると、仮にノーベル賞級の教授だけを10人集めている研究所があるとすれば、その10人のうち8人は、71%の成績率なるわけです。良く知られているように、どのような大きな組織にも、優秀な職員を多数集めた職場と、必ずしもそうでない職場がありますが、その職場単位に、8対2の比率で優秀者とそうでない者が分けられるのです。全学的にみたときにはどのような合理性があるのでしょうね。優秀な方が集まっている部局で「優秀」の評価を得られない職員は、あまりレベルの高くない職場を希望して、そこで「優秀」という評価を得なさい、というシステムなのでしょうか。

 ところで、わが社の規則類は、主語がないとか、どこに規定があるのか分からない、ということが少なくないのですが、以下のような返事をボーナス関連の規則について人事課からもらいました。一つは、規定が未整備であること。

 もう一つの重要なことは、ボーナスに差を付ける基準が、全学的には存在しないという事実です。部局長に任されているのですから、わが学部(研究院)は、全国でもっとも優れた教員の成績評価モデルを作り出す可能性を与えられている、ということになりますが、せっかくのチャンスを使おうという気はないようです。

> 日付: 2006/06/22 09:24AM
> 件名: 勤勉手当関係資料について
>  先生からご指摘いただいたように,規程等が散在しており,ご迷惑をおかけしているところです。
> 今後,他大学等の状況も参考にしつつ,改善に努めていきたいと
> 考えております。
>  ご意見どうもありがとうございました。


> Date: Wed, 28 Jun 2006 08:41:47 +0900
> Subject: 勤勉手当関係について
>
> おはようございます。
> 回答が送れまして申し訳ありませんでした。
>
> 「成績」の概念を画一的に定義付けしている基準というものはありません
> 「勤務成績が特に優秀な者」及び「勤務成績が優秀な者」の選考について
> は,H10.3.20開催の部局長会議において,勤勉手当の成績率の決定基準について
> 諮った際,各部局長の判断で実施願う旨,総長より説明を行っております。

 以前にも書いたように、一定の試案(私案)をもっているのですが、執行部は聞く耳を持たないので、すぐにやってくる冬のボーナスも同じ基準になるのでしょうね。

 それにしても、この一連のボーナス記事に対するコメントは、学部学生と法科大学院生の方からの各1通だけでした。しかし、アクセス数は、この間、日に1,000件を超えることもありました。私信は皆無でした。関心はあるが、発言は控えたい、ということなのでしょう。

|

« 行政・自治No.56 「中小自治体の現状と課題」 | トップページ | 四つ葉・・・八つ葉、九つ葉のクローバー »

日々の出来事」カテゴリの記事

コメント

ボーナス編の(4)に、これまでいただいたコメントに対するご返事を書きました。

投稿: 木佐 | 2006.07.15 10:27

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/58585/10944717

この記事へのトラックバック一覧です: 大学における成績主義ボーナス支給の現実(5):

« 行政・自治No.56 「中小自治体の現状と課題」 | トップページ | 四つ葉・・・八つ葉、九つ葉のクローバー »