弁No.66 忙中、忙あり
普通は、「忙中、閑あり」なのですが。
明日(正確には今日)から、連続3日間の国際シンポジウム。今日は外国からのゲストが到着され、とりあえずウエルカムパーティでした。かつて北大で勉強した各国の(世間語で言えば、教え子?の)方々(現在は、全員が教授)も集まってくださり、また、普段お会いすることがあり得ないような高官にもお越しいただき、フランクで楽しい懇親会でした。当然のことながら、数カ国語が入り乱れ、ときどき、混乱のあまり?相手が聞き取れない言語で呼びかけたりしています。
私もかつて2年間の留学からの帰国直後には、北大の研究室で、ドアをノックする人に「ヤー、ビッテ」と言ったり、地下鉄では、進行方向右側に来る列車に乗ったり、感覚が狂ったものですが、今日も、あちこちで、言語の向き方が違っていておもしろかったですね。
それにしても、こうした和気あいあいの雰囲気で前夜祭をやると、翌日からのシンポも、ホンネが出る充実したものになりそうな予感がします。外国で行うシンポなどでも同じです。
そういう懇親会の間にも、明日から5日間の各種行事の進行計画が頭をよぎっています。
ところが、なんと、その最中に、法律事務所から電話。某警察署に逮捕されている方から、私選弁護ですぐに駆けつけて欲しい、と。なんで木佐が指名されるのか、会ってみるまではわかりません。刑事弁護で著名な上田國廣所長と同一の事務所、というだけの理由で受刑者や被疑者の間では、この事務所所属のカケダシ弁護士も真面目に軽微な事件でも対応してくれるという評判ないしウワサが広まっていることは、初めて国選弁護事件で行った福岡拘置所で最初に被告人から聞き及んだことですが、今回は何故に?
懇親会が終わってすぐ某署に電話したら、勾留係の電話がふさがったまま。結局、あすは、1番に距離にして車で数十分の警察署に駆けつける羽目になりました。果たして、講演会の打合せなどに間に合うのでしょうか。方向は、大学とはまったく反対です。初めての私選弁護、ということですから、今までの国選とは別の意味で、緊張感は大きくなります。単に時間がないから、忙しいから、という理由でお断りはできないですから。
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