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2006.12.22

弁No.67 「窓」……「自立する葦」

 2006年12月21日(木)付けの朝日新聞夕刊「」は、古西洋・論説委員の署名記事で、全国裁判官懇話会の閉幕にかかわる内容でした。

 全国裁判官懇話会は、いうまでもなく、宮本康昭判事補再任拒否問題を契機にスタートした現職裁判官の勉強会でした。『自立する葦』は、その懇話会30年の記録です。

 この記事を書いた古西記者は、1990年前後の、いわば第1次の司法問題検証の時期の第一線記者です。その当時の朝日のキャップ(下記の朝日連載記事の指揮官)は、先頃まで論説主幹であった佐柄木俊郎氏。期せずして、先般行われた宮本康昭弁護士古稀記念論文集の出版記念会でお会いできました。北大でも講演をしていただき、その講演記録は『法学セミナー』に載っています。

 当時のマスコミの連載記事にあって秀逸のもので、後に単行本化されたのは、この3作。いずれも協力させていただいた思い出深い本であり、今も大事にしています。若い弁護士の方で、今、司法改革について発言している方たちも、これら3作品については、意外にご存知ないのではないでしょうか。

 朝日新聞「孤高の王国」取材班『孤高の王国 裁判所-司法の現場から』(朝日新聞社、1991年)

 毎日新聞社会部『検証・最高裁判所』(毎日新聞社、1991年)

 西日本新聞社社会部司法取材班『裁きを裁く-危機に立つ司法』(西日本新聞社、1992年)

 古西記者が、ドイツの司法取材から帰国直後に、「日本社会(「日本の民主主義は」、だったかもしれないです)は4半世紀(25年)遅れています」と電話で報告されたのが印象に残っています。

 まさに、今日の記事のように、教育基本法の「改正」、防衛庁の「昇格」。15年前には予想しなかったことが、「25年」先に追いつくことなく、生じているようです。

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