私って、ここまでえげつない人間なのだろうか?
この(2006年)11月中旬からだと思いますが、某省からしきりに電話がかかってきました。私は、これまで1度だけ、中央省庁の研究会のメンバーとして呼ばれたことがあります。普段は用事がないはずなので、おかしいなぁ、と思っていたら、案の定、おかしなことが出てきました。
私が、2年前の2004年2月22日~23日に東京出張(某省の研究会参加)をした際に航空運賃56,700円の正規料金の領収書を某省に提出し、実際には56,100円の特割料金に乗って、差額600円を「詐取」した、というものです。その証拠は、搭乗券の半券です。某省から半券のコピーが送られてきました。行きの片道はWFという記号が、帰りの半券はTWという記号が打ってあります。
正規チケットを解約して、私が特割航空券を改めて購入した、というのが某省から送られてきた書類に書いてあるのですが、正規料金のチケットを解約すると400円の手数料を取られます。さらに、そもそも、この正規の領収書は、JAS東京空港で2月17日に発行されています(つまり、先行する出張の際に買い求めたということ)。加えて、カード決済したものだと思われますが、そうだとすると、払戻し手続は、このJAS東京空港カウンターでしかできないはずです。コンピューターで印字されたものですから、勝手に小さな旅行代理店で手書きの領収書を作らせた、などというものでもないのです。
私は、果たして、<実質200円>を浮かすために、このような面倒な手続まで行うセコイ人間なのでしょうか。どなたか、上記のWFとTWの記号の意味も教えていただきますとありがたいです。汚名挽回(かどまつ氏の忠告→汚名返上が日本語)をしたいものです。
ちなみに、私は、この研究会に2分間ほど発言するために1泊2日で行っています。ところが、同じ研究会の首都圏在住のメンバーの中には、1日に数件の中央省庁の審議会や研究会を掛け持ちしている人もいて、そうすると、仮に数千円ではあれ、数件分の交通費の「二重取り」ならぬ「数重取り」をしていることになりますが、こちらは領収書不要ですから、不問とされています。なんか、バランスが取れていない、としかいいようがなく・・・
この手の話、さらに続きます。
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コメント
先生、汚名「返上」です(笑)!!
...はともかくとして、ANAでしたら、記号の意味は
http://www.ana.co.jp/dom/fare/guide/fare_type.html
にあります。確かに何らかの割引ではあるようですが、たった600円の割引というのも、なんだか不自然なような気がしますね。航空会社に当時の料金をお尋ねになってみたらいかがでしょうか。あるいは、なんらかの処理過程で「1」と「7」の誤記あるいは誤読がおきたためのエラーが原因ではないでしょうか?
しかし、先生もお気の毒ですが、600円のために何度も電話をかけさせられている某省の方も....また、その方のその時間分の賃金も税金からでているわけで.....国民の税金を一円も無駄にしないという趣旨はわからないではないですが、そのために発生する機会費用が....
投稿: かどまつ | 2006.12.08 00:14