それにしても、迅速な中国の大学における報道
このブログでご紹介した九大で3月15~16日を中心に行った国際シンポは内容のある報告と討論で終わりました。いずれ、正式に報告書になる予定です。
そのシンポジウムに来られた中国人民大学の先生による訪日報告は、例によって、実に迅速なものでした。
中国人民大学法学院のホームページは、ここをクリックしてください。
そして、国際シンポについてのネット上での報道です。
写真は日本側提供のものです。1枚目は研究院長を表敬訪問したときの様子(院長室)。2枚目と3枚目は、日田市の場外車券売り場が設置予定地(現在は、駐車場。別件として、今も、別府市と設置予定業者との間で民事裁判が係属中)。
帰国後すぐに、訪日中のシンポジウムの様子などが報道され、数日後に九大側からインターネット経由で数十枚の写真をダウンロードできるように送付したところ、関心を持たれた3枚の写真だけが掲載されています。大会議室でのシンポジウムの様子そのものはカットのようです。写真の選択には、原稿を執筆された莫教授の関心がそのまま反映しているかに見えます。
せっかく膨大なエネルギーを費やして国際シンポを1年間に2回も行い、また、自ら外国でも多数の学術交流活動をしてきたのに、我が大学の我が研究院のホームページは、そのような活動を国内・国外に伝えようとする雰囲気はありません。人的体制が出来ていないからなのでしょう。中国の大学の迅速な報道体制は、この半年ほどの中国滞在時や日本でのシンポの報道から判断するに、数段進んでいます。追いつくのに、どれほどの期間がかかるのでしょうか。
日本の大学関係者は、研究の内容や広報よりも、金策だけでヒロウしている、というのが実態ですね。
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