弁No.72 特集:「弁護士」淘汰時代―『財界展望』6月号
弁No.72 1カ月ぶりのブログ掲載です。以前なら2月中旬以降から3月末までは、多少の研究時間がありました。矢のような勢いで、この年度末から新学期も、土日もなしの雑用などで追いまくられていました。年間を通じてみると、北海道大学勤務の時代と比べて、研究時間は7分の1くらいの感じです。それよりも少ないかもしれません。研究業績など生まれようがないですね。
さて、2007年5月1日発売の『財界展望』6月号は特集で、<「弁護士」淘汰時代―司法試験には受かったけれど>(14頁~37頁)を扱っています。
特集記事5本立てで、そのタイトルは、以下の通りです。サブタイトルも記事通りです。
・巨大法律事務所「勝ち組」弁護士の“現実”―“セレブ弁護士”の知られざる「仕事とカネ」
・企業の守護神「顧問弁護士」一覧―「御社のセンセイ頼りになりますか?」
・「ヤメ検弁護士」神話崩壊―「生き残る特捜OB」「役に立たない法務OB」
・ロースクール「法曹粗製濫造」の大罪―大学の利権と化した法科大学院
・自壊する「行政偏重」司法―今こそ、企業は“お上”を撃て!
最後の記事(記者署名入り)は、濱秀和弁護士(元・裁判官)と私のコメントが中心で出来上がっています。この記事だけは、「弁護士」淘汰時代とは直接の関係がないように思います。「企業が<司法の壁>を突き崩さなければならない」という趣旨で、私はその企業の応援団のような位置づけです。最近、私が代理人または鑑定人として関与している事件の依頼者のほとんどは、良心的な企業、あるいは、行政から理不尽な扱いを受けた企業ですから、この企画とは合っているみたいです。
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