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2007.12.24

「服役のときは終わる」

 本当のことなのですが、今日が代休日であることを知りませんでした。どうやら世間は12月24日。ということで、急遽、取り出してきて、クラウディオ・モンテヴェルディ(1567年生~1643年没)「聖母マリアの夕べの祈り(晩課)」のCD2枚組を聞きながら、まずは昨年の賀状整理です(ほかに先にすべきことがあるだろ!、という叱責の声があちこちから聞こえてきそうです)。整理の対象は、まずは2007年の年賀状のお年玉プレゼント・チェックをする時間がないまま、失効してしまったものです。どんなに少なくても、切手シートが10枚以上は当たっていたはずですが、もったいないことです。夏の暑中見舞いハガキのチェックもしてありません。こちらは、景品交換が3月4日まで可能であることが今わかりましたので、別に調べ直しましょう。

 さて、本当に偶然ですが、今日整理していたハガキから、クリスマスに無関係ではない内容の心情告白を備忘録として紹介させていただきます。

「服役のときは終わる」

 退職の挨拶状の「見出し」です。最近では、私の同級生・同期生からも、職場によりますが、定年退職の挨拶状が届くようになりました。これは、少し前にいただいた元・裁判官からの退職挨拶状です。

 「私は65歳に達して・・・定年退官しました。・・・の一介の農民の子でありましたが、神のご計画により・・・判事補となり、以来、裁判官の職務に従事してきました。このたび四〇年の任期を満了し、その服務から解放されました。この間、いくばくかの真理も学ぶことができました。」

 宗教心を持たれた上での「服役」だったのですね。いつも微笑んでおられる優しいお顔が浮かんできます(浮かんでくる、といっても、当然、ご存命ですよ)。でも、このような方が、裁判官としての出世とは無縁で終わられた(終わられざるを得なかった)ことが、私の脳裏からは離れません。

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