行政・自治No.77 郵便事業がおかしい!
行政・自治No.77 郵政の完全民営化が行われたとか。今、自らの体験だけでも非常におかしい事態が生じています。
この1月中旬。福岡中央郵便局から100メートルほど離れた中央区内のポストに投函された私宛の封書が、いかに土日を挟んだとはいえ、中央郵便局から3キロも離れていない自宅に6日目に配達されました。
他方、1月18日にドイツで投函された航空郵便、それも大至急に必要な渡航のための大学からの招待状です。今朝の段階でもまだ届いていません。もう2週間経っています。正式な捺印・署名のないものでもいいからと言って、ドイツに電話して一昨日、添付ファイルで送ってもらったので今のところ実害はありませんが、大学本部では署名がないのですから正式な招待状とは言えないものとして扱われる可能性があります。
他の方に聞いても、誤配を数件経験したとか、いろいろなトンチンカンな事例があるようです。企業の方は、一律の手数料値上げにかなりの不満を述べておられました。
思いあまって、今日(土曜日)に小包配達に来た子会社社員の方に聞いたら、やはり現場の混乱は相当のようです。もっとも驚いたのは、一切の福岡市内の郵便物はいったん郊外?のセンターに集められ、そこで機械により配達事業会社向けに分別されるとか。「そのため、市内の郵便物の配達は遅くなるようになりました」とのこと。それにしても、6日目はないでショ。
加えて、かつてと異なり、インターネットで福岡中央郵便局の電話番号を調べても、担当係(窓口)ごとの電話番号さえ出てこなくなりました。困ったことです。窓口取り扱いの電話、不在時の再配達受付電話なども話し中でつながりません。どうなっているのでしょう?
そして、あちこち電話して、やっと本局の方が捕まりました。①中央郵便局管内の全郵便物は、②博多郵便局が回収する。③これを新福岡郵便局に持ち込む。そこからさらに、④東区蒲田(?)というところに持ち込んで、機械で各局向けに区分けし、⑤各局に配送する。そして、⑥郵便事業会社が各家庭に配るのだそうです。これが、郵便局が4つの会社に分割されたことの一端の様子です。
私宛の航空郵便物の行方を捜すのは、もう諦めましょう。
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