水の研究―上水道:私法、下水道:公法?
予告してしまいましたので、続きを書くしかありません。
最近、空港とか、大型レジャー施設などでは中水道が結構、普及していますね。上水道は私法関係で仮処分可、下水道は公法関係で自由使用、というのが判例ですが、中水道の法的性質って、研究されていますか?
過去3年の研究?成果であるPDF画像です。
これは、あくまで私法関係の適用されるれっきとした上水道。しかし、飲めないので、画像の最後にありますように、廊下には別の水道が配管され、飲用水はそこから取るように、との指示が出ています。一方の水の色は赤茶けていても両方の系統の水道とも法的には上水道です。このきれいな方の廊下水道も、私はほとんど使っていませんけれど。同僚らに聞きますと、手を洗ったり、歯磨きなどは、研究室内の赤い上水道を使う、という方も少なくありません。廊下の「飲用水」の方も、生水では飲まないように、との注意書きがあります。あと10年、大学移転まで、この水でしょう・・・
問題は、学外から来られる方や、学部学生には、この水の違いが教えてないので、洗面所に行って、常備薬を飲まれる方や、それで手を洗われる方があるということですね。洗面所の蛇口は、多数の人が使用するので、一見すると、透明の水が出てきますから、つい、一口、二口飲む方もあろうと思われます。積もり積もるとどうなるか、少し心配です。
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