今日、2008年9月5日付けの夕刊の1面(九州版)に、「最高裁判事に九大教授」という見出しがありました。同僚全員の顔を思い浮かべ、さて、誰か適格者がいるのだろうか、と考えました。
夕食後、おもむろに紙面を開いたところ、第10面に3段組で写真付きで載っていました。
私にはまったく見覚えもないお名前。早速、九大全体のホームページの研究者情報で検索してみました。
答えは、 「検索結果がありませんでした 」
予想通りです。
そこで、法学部の方のホームページにはあるのかなぁ、と探してみたところ、すぐには見つかりません。
やっと最後の方で、「桜井龍子」客員教授の名前がありました。
労働法特殊講義をご担当で、2008年度のみが任期の客員教授のようです。任期は、2008年4月1日~2009年3月31日とあります。下記の⑨の中にお名前がありました。ということは、法学研究院の教授会で一度、履歴などの紹介があり、私も賛成の意思表示をしたはずですが(と言っても、投票ではありません)、記憶にありません。私個人についてだけ言えば、基本的に、客員教授の先生方と会ったことは、赴任後9年目に入っていますがほとんどありません。客員教授・客員准教授には西日本新聞社から派遣のお二人が入っていますが、こちらは全日制の客員教授という感覚です。一般的には、法科大学院=ロー・スクールの⑭の兼任教員である35名の先生方の方の中に、教育負担も多く、教育上のお付き合いも深い先生が多いのです。
下記の名簿でも、法学研究院に多数の非常勤講師がおられますが、そのお名前はホームページには載っていないようです。他方で、法科大学院=ロー・スクールの方は載っています。おそらく、大学評価制度との関係があるのでしょうか? この点も違いが分かりません。
客員教授と言っても、非常勤講師とどう違うのか、私にはわかりません。客員教授は給料(給与)は出ないでしょう? 非常勤講師は月給として出ているのでは? 何も知りません。客員教授の大多数には、おそらく研究室も、内線電話も、大学のメールアドレスも、メイル・ボックスも、何も準備されてはいないのでは、という気がします。少数の客員教授には、研究室を付与されている方もありますが、全員ではないでしょう。本件では、お住まいも福岡なのかどうか、まったくわかりません。
自分の所属組織がどうなっているのか、それがわからないことを再認識させる不思議な新聞記事でした。
法学研究院
①基礎法学専攻 教授6名・准教授2名
②公法学専攻 教授5名・准教授5名
③社会法学専攻 教授1名・准教授2名
④民事法学専攻 教授7名・准教授7名
⑤刑事法学専攻 教授5名・准教授4名
⑥国際関係法学専攻 教授5名・准教授3名
⑦政治学専攻 教授6名・准教授4名
⑧マネジメント担当・留学生担当 教授1名・准教授1名
⑨客員教員 客員教授4名・客員准教授5名
⑩助 教 助教4名
法科大学院=法務学府=ロー・スクール
⑪専任教員 教授18名・准教授2名
⑫実務家専任教員 教授5名・准教授1名
⑬兼担教員 教授11名・准教授8名
⑭兼任教員 35名
(ちなみに、①~⑩の教員は、⑪~⑬の中でダブルカウントされているケースが多数あります。私は、②と⑪でダブルで登場します。⑪該当教員は、さらに再分類があり、私は、実質的にはロー・スクール専任教員ではありませんが、ほぼ専・専と呼ばれる専任教員並みの仕事量はあります。)