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2008年11月の記事

2008.11.30

桝添要一様からのお手紙

 平成20年(2008年)7月29日付けで作成された「厚生労働大臣 桝添要一」様からの 「ねんきん特別便 年金記録」 が、この11月になって、大学事務局より教員のメイル・ボックスに入れられていました。

 私の勤務先は、私学1つと、国立大学だけだったから、年金の記録に間違いはないだろうと思っていました。

 去る2008年2月22日付けで、「国家公務員共済連合会 年金部 年金相談室」 から、私が65歳になった段階でもらえる年金額の試算額のお知らせをもらっていました。38年間、マジメに働いた見返りである年金額が、月額で計算しても年額で計算しても、高校教師であった「父親のちょうど半額」しかないと知ってしまい、しばらくがっくりしていました。マンションの家賃代と駐車場代で全額が消える額でした。

 定年が近くなった同じ法学研究院の同僚教員数名に、「年金額はどのくらいになりそうか、知っていますか」と尋ねてみましたが、誰も、その額の2倍~3倍くらいあるものと信じておられました。まさか、生活保護基準程度とは思ってもおられないようです。

 さて、気を取り直して、桝添様からのお手紙をよく見たら、なんと私学に勤めていた4年分はまったく記載されていません。なんとまぁ、私学勤務の記録さえ、社会保険庁で一括しているはずのデータには入っていませんでした。あわてて、大学の事務当局にはその旨を知らせましたが、同僚教員で大学を変わっている人は、倒産した中小企業の年金記録の喪失事件なみに、記録が残されていない可能性があります。

 心当たりのある、特に私学勤務の経験のある方は、再調査をされた方がいいと思います。それにしても、学生数では全国のベストスリーに入るというマンモス大学に勤務していても社会保険(庁の)記録に載っていないというのは、いったい、どうしたものなのでしょう?

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2008.11.08

弁No.84 景観と住環境を考える全国ネットワーク 第2回全国集会開催

弁No.84 景観と住環境を考える全国ネットワーク 第2回全国集会開催
 あと1週間もありませんが、この2008年11月15日(土曜)12:00~17:00と、16日(日)は、9:00~13時に、景観と住環境を考える全国ネットワーク第2回全国集会が開催されます。
 詳細な内容は、チラシをご覧下さい。会場は、福岡市内で、博多駅から近いところです。

 15日の基調講演は、東京から、都市計画や環境訴訟でも著名な日置雅晴弁護士、引き続くシンポジウムは、同弁護士のほかに4名が参加します。

 16日の記念講演はやはり東京から来ていただく都市法の大専門家・五十嵐敬喜(たかよし)弁護士で、引き続き、福岡の「まち歩き」があります。

 私の行政法ゼミでは、今年度は、都市景観を扱っていますので、ゼミ生は、偶然の企画の一致ですが、半ば必修参加です。

 私まで、パネルディスカッションに引っ張り出されるハメになったのは、弁護士業務をやっていたからです。不運は不運を呼んでいます。ニワカ勉強もしなければ・・・。「ニワカ」と言っても、「博多にわか」ではありません。

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2008.11.06

行政・自治No.96 自治体法務入門講座・特別講演 『逆境が育むまちづくり戦略』

行政・自治No.96 九州自治体法務研究会が開催している入門講座の本年度第2回目にして、最終の特別講演が開催されます。『逆境が育むまちづくり戦略』と題して、恵庭市長中島興世氏にお越しいただきます。2008年11月29日(土曜)、熊本市で開催です。
 開催要項を記したチラシと、ご本人の簡単なプロフィールです。

 同氏のウェブ・サイトとしては、こちら  があります。この市長選立候補時のマニフェストは、「絶対に」ご覧ください。こういうマニフェストがあったのか、と驚かれるでしょう。同氏のお話しは、とても80分やそこらで尽きるものではありません。数日聞いても足りないでしょう。

 同氏の恵庭市職員時代からの市民と手を携えた業績は数え切れないほどあります。私もさまざまな市民活動を同市に住んでいた当時に共に実践し、あるいは学ばせていただきました。
 私のパワーポイント画像には、たくさんの同氏の活躍場面が写っています。

 今、全国に多数生まれている自治体法務研究会のひとつの雛形になっている札幌地方自治法研究会の生みの親の一人でもあります。その経緯は、先般、2008年10月2日付けのこのブログでも紹介しました。

 一人でも多くの方のご来聴を切に願っています。

 九州自治体法務研究会主催の「自治体法務入門講座」は、スタッフのボランティア活動も限界に来ていますので、本年度をもって、いったん休止になるでしょう。今回の特別講演は、おそらく、その最後の特別講師による講演となります。

 北海道では、1995年に始まった「地方自治土曜講座」も、いよいよ幕引きの時期になった、という噂を聞いています。さまざまな意味で、時代の節目が来ています。吉の節目なのか、凶の節目なのか、わかりません。

 人が主人公になった地域社会を作るために、中島市長のような人物もおられることを是非とも知っていただきたいと思います。私個人の私的見解によれば、逢坂誠二氏は、世に知られる段階になったときは、首長でしたが、中島興世氏は、まぎれもなく北海道内職員でもっとも世に知れた(全国的にも知られた)一般職の職員だった、と言って間違いないでしょう。

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2008.11.01

国際シンポが終わりました。

Dsc_3212_kakenhi_kokusai_sympo_sm_2 九大医学部の百年講堂で、丸2日間、缶詰状態で行った国際シンポは、こじんまりとしたものでしたが、多くの外国研究者や行政実務家、さらには外国出版社の社長の参加も得て、とても濃密で、実のある報告と討論を続けて無事に終わりました。写真は、初日午前9時に始まったときに、法学研究院長が行っている挨拶の模様です。また、追って、ご報告をするチャンスはあると思いますが、ヨーロッパとアジアを巻き込んだ公務員の法務研修論一般どころか、公務員の法務研修、そもそも公務員研修、そもそも公務員制度、そもそも官民区分の是非、そして、具体的には、世界的な課題であるとの共通認識まで生まれ、次の研究プロジェクトの開催国まで決まるような状態に発展し、議論も尽きない状態のまま、盛況のうちに終わりました。

 会場が、九大病院の中であったこともあり、中国の教授から、法教育も病んでいて、病院での治療が必要では、という見解の披露もありました。

 世界な共通課題であること、それどころか、子どものときからの法教育とその理念まで及ぶ、広くて、意味の深い議論を展開することができました。

 福岡県弁護士会からも参加していただき、課題の共通認識の広がりも感ずることのできた貴重な機会でした。

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国際シンポジウムのご案内 -公務員の研修・法教育に関する国際比較-

 2008年10月31日(金)~11月1日(土)にかけて、公務員の法教育の現状と課題を分析する5つの国・地域から研究者・実務家が集まって公開で行う国際シンポジウムを九州大学大学院法学研究院で開催します。

  添付のプログラム(PDF) でお分かりのように、文部科学省科学研究費・基盤研究(A)の最終年度の企画として行うもので、国際シンポジウムはこの3年間に行った共同研究の全3回の国際シンポジウムの最終回となります。

 プログラム内容の調整や、翻訳・通訳体制の確保の点で、作業が遅れがちとなり、今日にいたってやっと正式発表となります。

 参加・聴講ご希望の方は早めにご連絡ください。実は、会場が狭いため、傍聴者可能人数はそう多くありません。

 会場は、九州大学の箱崎キャンパスではなく、医学部キャンパス内になります。福岡市内からはより近い場所です。

 上記案内状にある地図は、こちらです。ご参照下さい。

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