国際シンポが終わりました。
九大医学部の百年講堂で、丸2日間、缶詰状態で行った国際シンポは、こじんまりとしたものでしたが、多くの外国研究者や行政実務家、さらには外国出版社の社長の参加も得て、とても濃密で、実のある報告と討論を続けて無事に終わりました。写真は、初日午前9時に始まったときに、法学研究院長が行っている挨拶の模様です。また、追って、ご報告をするチャンスはあると思いますが、ヨーロッパとアジアを巻き込んだ公務員の法務研修論一般どころか、公務員の法務研修、そもそも公務員研修、そもそも公務員制度、そもそも官民区分の是非、そして、具体的には、世界的な課題であるとの共通認識まで生まれ、次の研究プロジェクトの開催国まで決まるような状態に発展し、議論も尽きない状態のまま、盛況のうちに終わりました。
会場が、九大病院の中であったこともあり、中国の教授から、法教育も病んでいて、病院での治療が必要では、という見解の披露もありました。
世界な共通課題であること、それどころか、子どものときからの法教育とその理念まで及ぶ、広くて、意味の深い議論を展開することができました。
福岡県弁護士会からも参加していただき、課題の共通認識の広がりも感ずることのできた貴重な機会でした。
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コメント
シンポジウムご成功おめでとうございます。非常に有意義な会だったようで、木佐先生の入念な事前準備の賜物だと思います。
投稿: DT | 2008.11.06 13:02