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2009.12.16

弁No.103 日本裁判官ネットワーク 創立10周年記念号

弁No.103 日本裁判官ネットワークの創立 10周年記念企画特集号(ホームページ) が12月号として公開されました。

 私の小さなお祝い記事も載っております。

 設立趣旨が異なるので比較はできませんが、10年経ったものの、ドイツ裁判官連盟などのような大規模な活動は依然として難しいようです。ドイツ裁判官連盟は、全ての裁判官、検察官及び弁護士の中から、2年ごとに1名ずつ、「人権賞」を授与しています。特別に人権擁護活動に功績のあった法曹に対するものです。

 日本人の感覚からすれば、裁判官と検察官の団体が、人権活動に優れた弁護士を表彰するというのも変であり、日本であれば逆になるでしょう。弁護士会が優秀な裁判官や検察官を表彰したい、と考え方もありうるのですが、実際に表彰すると、その裁判官たちは左遷されるおそれがあるので、できない・・・・

 現在のドイツ裁判官連盟議長は、これまた日本では想像もできませんが、2007年以降、なんと、現職の検察官(ブライスガウにあるフライブルクの高等検察庁の検察官)です。裁判官とほぼ同様に、検察官も独立して職務を行う点で、裁判官連盟に加入しています。

 ドイツ裁判官連盟の各州の組織や、それらの州組織のさらに下部の団体も結構な数でホームページを持っています。


 ドイツ行政裁判官連盟のホームページは、非常に大きなものです。是非、一度、ご覧いただきたいものです。私が、かつて紹介した頃とは異なり、女性の行政裁判官が増えたため、正式名称は、“Bund Deutscher Verwaltungsrichter und Verwaltungsrichterinnen - BDVR” と変更されています。

 同様に、かつて日本に紹介した「新裁判官連盟(Neue Richtervereinigung)」も、ホームページで活発な広報活動をしています。

 そう言えば、「ドイツ社会裁判官連盟(BDS - Bund Deutscher Sozialrichter)」という組織もホームページを開設しています。この団体は、ドイツ裁判官連盟の専門部会のような組織です。


 こうした裁判官諸団体の活動を見ると、まだまだ日本の裁判官の方々に期待することは大きなものがあります。

 若い研究者の誰か、私が紹介してから20年経った後のヨーロッパ各国の裁判官団体の活動を十分に調査・研究して報告してくれないものでしょうか。

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