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2010.04.03

介護帰省パス申込書

 実家に3人の要介護者がいるものですから、次第に帰省頻度が高くなってきました。今までは、車で帰るのが主で、何度かに1度という感じで列車や夜行バスを使っていましたが、いよいよ緊急事態には飛行機を使うことになりました。初めて真剣に、介護帰省パスの取得に必要な書類などを調べた次第です。

 何と、ダウンロードした介護帰省パス申込書には「要介護・要支援被認定者」の欄が1名分しかありません。複数人の要介護者を抱えている者にとって1名を選ぶとすれば、次のような基準が考えられます。

 ①最年長者1名を優先する
 ②認定されている保険証の要介護度の高い者を申請する
 ③現時点でもっとも介護のために帰省する頻度の多い者について申請する
 ④介護帰省パスをもっとも長期間利用しそうな元気な者について申請する(2度手間を避けるため)

 万一、1名しか書けない申込書に書いてある要介護者が亡くなれば、改めて戸籍謄本やら、ときには原戸籍まで取って、改めて申し込め、ということなのでしょうか。必ず最年長の要介護者が先に亡くなるとは限らないのです。しかも原本提出ですから、2つの航空会社を利用できる区間を利用する人は、要介護者が3人であれば、6枚もカードを持つ、ということなのでしょうか。取るべき戸籍によっては750円かかります。

 一昨日、この点について、私が利用できる区間を飛んでいるのは日本航空だけなので、その顧客担当窓口に氏名も名乗って、是正措置を求めました。翌日、担当者から私宛に電話があり、メールアドレスを聞かれましたので、全社的な対応が決まってから、電子メールで回答をもらうことになりました。全社的に書式自体を変えることになるでしょうから、短くても1か月以上はかかっても構いません、と伝えてあります。私の場合、今回1枚の原戸籍を、実家所在地の市役所支所(ちょっと前までは、ここが市役所でした)で購入(?)しました。これ1枚で、3人と私の関係がわかるからです。JAL窓口では、最初は、3枚のカード(パス)を取得してください、と言われました。それはないだろう、ということで、上司、さらにその上司と出てもらって、結果としてしばらく回答待ちの日が続くことになりました。3名分が1枚で済むようになることを願い、同時に、しばらくは、飛行機に急に乗る日が来ないことも願いながら、時間を過ごすことにします。

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コメント

>>JAL窓口では、最初は、3枚のカード(パス)を取得してください、と言われ

・・・たのですか。。。

JALを非難する意図ではないことを予めお断りしておきますが、こんな観念的な役所仕事がまかり通っているのですか。

必要な3枚を取れるというだけでも、ましなのでしょうか。。。

自分からたどれば、たとえば、「祖父母」にあたる人は、父方2+母方2で、4名。 
これが家族の自然(?)なわけですが、4名のうち、要介護になる人は、1名しかならないだろう、とでも当局は考えたのか、それとも、考える頭がないのか、どちらかなのでしょう。
そもそも要介護は、祖父母にだけ適用する制度ではないですから、最高4名とは限りません。

JALのよい返事を期待したいところです。

ケースが違いますが、父方の田舎に94歳の伯母がおりまして、先月、特養施設内で深夜に(原因ははっきりしないが)転倒した、という事故に接しました。
大腿骨を骨折したのに、付属の診りょう所は内科しかなく、外科には対応できないので、その日の昼まで「最」近親者である父(弟)(伯母の夫は死別、子どもなし)と、「次位」近親者である私(甥)とが出向かないと、病院にも搬送されない、という出来事がありました。
自宅からは、幸い、高速バスを乗り継いで最短1時間半から2時間で行けるのですが、施設がしたことは、119番もしないで、とにかくこちらに来い、といって、12時間以上、高齢の重傷患者をストレッチャーにのせて毛布をかけただけ、という有様で、怒りを通り越して、絶句しかできませんでした。

もちろん、県立の三次救急の病院で、ストレッチャーを引いて、X線検査にも立ち会って、緊急オペの同意から、薬物アレルギーや副作用があったかどうか、何かしょも、その田舎のかかりつけのドクターを電話で訳を説明して、ラボデータを聞き取って主治医と看護師に引き継いだりで、実動部隊は私一人でした。

行政法を専攻している者であるとはいえ、たしょうの医学知識があるので、院内では、専門用語を使いながらラボデータを主治医に連絡したので、ドクターと間違われる珍事がありました。

院内をはいずりまわって、やっと入院病室に入って、最後の引き継ぎを夜間当直にお願いして(転倒から15時間後経過)、伯母に痛みは我慢しないように言うと、それまでずっと離断骨折の激痛に耐えて「痛くない」と言っていたのが、初めて「痛いよう」と訴え、鎮痛の座剤を使うようナースに頼んだ時には、涙が出ました。

緊急の場合、施設とどのような契約をしているのかは、私自身はハンコを押していないので、契約内容は読んだことがないことは、私の不孝なのですが、緊急事務管理でなんとでも対応できるのですから、人命を預かっている施設には、それなりの法的知識を持ってもらいたいものです。

高齢化社会といいながら、自分の家族にもし何かが起これば、という気持ちが、意外と組織で仕事をしている時には、デスクワークの絵空事で、なんにも持ててないのではないか、と思います。

先生の一件は、けっして人ごとではなく、要介護者や患者本人だけでなく、家族もともに苦しみに耐えているのですから、人柱行政だけはやめてほしいと切に願います。

投稿: aki | 2010.04.12 20:52

aki さん、長いコメント、有り難うございました。コメントによる反応も私信もまったくないので、私は、かなりピンボケのことを書いたのか、と心配していました。aki さんは、akitakada の方でしょうか? お名前が特定できませんで・・・。何らかの決着が見えたら、また、この件について、ご報告します。

投稿: きさ | 2010.04.13 23:06

時間をみつけてブログを巡回しておりますもので、拝見が遅れた次第です。
書いていると長くなって、とてもレスとはいえない物になってしまいました。ただ、人の動きを事例を挙げて時系列で書かないと、読み手には、書き手が何をしたのか理解できないのではないか?と思い、そのままの文体で書いてみました。
学生時代、ラートブルフの法哲学に、法学部は生身の人間を相手にしているのだ、だから、学部のテーマカラーは、「紅」である、という文学的な一節をいつも思い起こします。

投稿: aki | 2010.04.14 01:30

 介護帰省パスについては、その後の報告を下記に記載しております。

 http://tabushi.cocolog-nifty.com/platz/2010/12/post-921e.html

投稿: きさ | 2011.01.06 00:35

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