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2010.11.14

行政・自治No.122 福岡市長選、終わる 新聞コメント解説

行政・自治No.122 福岡市長選が終わったようです。告示日の翌日、2010年11月1日付け朝日新聞朝刊の福岡県版で次のようなコメントをしていました。
 見出しは、新聞社の整理部で付けたものでしょう。私の言葉ではありません。

>  ○バラマキは通用せぬ 木佐茂男・九州大大学院教授
>  私自身、今日が告示日とは知らなかった。
> 盛り上がりに欠け、「是非この人に市長をやらせたい」という
> 市民レベルのうねりが見あたらない。
>  市民の間には「どうせ変わらない」「誰がやってもいい」
> という行政へのあきらめもあるだろうが、
> 自分の言いたいことを言わない、投票で示さない風潮は危険だ。
>  8人も立候補すると選挙カーの音は相当なものだ。
> 静かに政策を語る選挙への転換が急務だ。
> 総花的なマニフェストが多いが、財政難の時代にバラマキは通用しない。
> 政策や財源投入の「選択と集中」の仕組み、手順を示すべきではないか。

 全8人のマニフェスト(「もどき」を含む。ホームページ及びホームページ「もどき」も含む)を見て、上記コメントをしました。

 ある候補者の総花的なマニフェストの中には、自治基本条例がなんと書いてあったのですが、それもとても変な場所・位置づけのところで。 参謀の方々が書かれたのでしょうが、上述の「選択と集中の仕組み」とは、暗に、自治基本条例を作るなら、政策や財源投入の手続をも定めるものとして、まずはマニフェストの中でもきちんと自治基本条例を位置づけてみたら、というインプリケーションが入っていたのです。誰も気づいてはいないと思います。

 まもなく公表できるかもしれない「「住民の縮図」と地方議会」も公選法のあり方をメインテーマにした小稿です。すでに11月12日に発行済みです。

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