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2011.01.26

年賀状から(2)

 今日は、司法業界関係の話題から。

(1) 「司法改革は何らなされていないことに憤りすらおぼえます」(現職裁判官)

(2) 「「法科解体」論といったタイトルの企画や本が、そろそろ出されてもいい時期ですよネ」(法科=法科大学院のこと) (大学教授)

(3) 「福津市の産廃処分場事件の弁護士としてお名前を拝見し、少々おどろきました」(国立大学法人大学教授)

(4) 「(弁護士)激増政策の結果、弁護士は人権擁護どころではなくなる。そのねらいはいまや誰の目にも明らかだ」(弁護士) 

 注記:
(3)について。弁護士業務としての自治体との関係は、是々非々で臨んでいます。しばしば自治体の側に立った業務もしています。この市には、「まちづくり基本条例」が2つもあって、それが、「第9編 市民生活」の中の「第2章 男女共同参画」と「第4章 まちづくり支援」の中にあることをご存知ですか。法務力の問題ですが。

(4)は、弁護士増員大反対、裁判員制度大反対の弁護士の方です。この事務所は、1月11日から新年の業務。余裕ありますね。
 地方と言われるところの県庁所在地の事件に触れることがありますが、本当に、地元の力量のある弁護士は仕事がいっぱい。そして、有能な弁護士たちは、地元の役所、金融機関、主要製造業、大規模医療機関・福祉施設、マスコミ、交通機関、保険会社などの顧問をされているから、複数の組織に関連する事件では、頼みに行っても利益相反で関与できない。弱い者を助けてくれる弁護士を見つけることは至難の業ですねぇ。率直に言って、弁護士は、必要な人にとっては、まだ足りない、と思いますけど。でも、弁護士会の大勢は、もう多すぎると・・・。

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