年賀状から(1)
新年になって初めての記事です。 改めて、新年のご挨拶を申し上げます。 (間違っても、「新年おめでとうございます」という心境ではありません。そんなに、おめでたくはありません)
元旦以来、予想通り、隙間の時間さえない日々が続いています。今日は、新年らしく、頂戴した年賀状で興味深い自筆コメントからです。すべて自筆のものですので、執筆者はわからないはずです。従って、お書きになった方のご了承は得ておりません。
今日は、大学業界と地方自治がらみの業界関係の話題から。
(1) 「○○先生を見ていると、賞は自分で取りに行くものだと思います。かなり政治的に動かないといけないようです。私には無縁な世界です。」(国立大学法人教授)
(2) 「○○(所属)大が生き残り得るのか、大変な問題です。」(国立大学法人教授)
(3) 「ニッポンよ しっかりせい と ふたばやま 学界は 濁点付きの角界か」(大学名誉教授)
(4) 「先生が賀状にお書きになったことは、全くそのとおりと思います。相撲界のようになるのか? 後継者となれる留学生は多くないと思います。」(国立大学法人大学教授)
(5) 「定員削減のあおりで、年寄りは早く辞めろの雰囲気は仕方ない?として、職場内での議論や意見交換が減った気がして、気になります。智恵や元気の出る基だと思うのですが・・・」(都道府県職員)
(6) 「国法の改正などが少なく自治体の法務現場もヒマそうです」(自治体幹部職員)
(7) 「春から久々に現場(区役所)に出ているのですが、本庁にいるよりも行政法の教科書を開く回数が増えたのが不思議です・・・」(卒業生の地方自治体職員)
(8) 「国も地方自治体も変な方向にむかっているように見えますが・・・」(地方議員)
(9) 「講演等も年明けに3~4件ありますが、「変わらない」現実に、冷めそうな自身も出てきました。」(自営(自治体関係)コンサルタント)
注記: 私は、年賀状に「相撲界(角界)」のことを書いたわけではありません。何かの部分から相撲界の行方と大学の行方を重ねてみている方が複数いらっしゃる、ということのようです。
(4)についてのコメント: 私は、日本人の大学院生が実定法の重要科目では皆無に近いこと。院生には留学生が圧倒的に多いことを書いた賀状への返信です。
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