日本脱出放射能付帯便とガラガラの帰国便
毎年1回ほど講義(講演)に行っている関係上、今年は、3月17日(木)~20日(日)の予定で北京に向かう予定でした。そこへ東北関東大地震。出発前日午後3時までは、キャンセル料はかかるものの、一応、半額程度の出費でキャンセル可能ということで、ギリギリまで出発の決断を延ばしていました。
私の懸念材料は、もしも福島第1原発の4基または6基が爆発した場合ひょっとすると各国からの救援機やら国内の飛行機の待避場所として福岡空港が駐機場として満杯になり帰国便が着陸できない恐れがある、という点でした。帰国翌日には、多人数を動員する責任ある用事が1件入っていたので、絶対に20日中の帰国が必要でした。
最後は、この災害情報だらけの日本を、外から見るのもいいかと、思い切って出かけてきました。
乗り継ぎの仁川(インチョン)空港では、「検疫」が出迎え。巨大な北京空港第三ターミナルは開港日に到着した経験がありますが、今回はさらに国際化の進展をみせる案内掲示板を見て、一見、日本か、韓国か、中国か錯覚にとらわれるほど。
午後4時過ぎに到着したのに、黄砂の影響なのかその他の大気汚染によるものか判然としないものの太陽は黄色。翌日の朝も快晴だ、というのに、100メートル先もはっきりとは見えない有様。今後の中国での大気汚染や各種公害による患者の増大を考えると、放射能汚染並に深刻なものを感じます。予め原稿を用意していた今回の講演テーマは、奇しくも「公害防止協定」に関するもの。 → 中国人民大学のホームページ上の案内
帰国の際の、仁川空港→福岡空港の機内では、乗客は1割にも満たない感じ。この写真を発券してくれた日本の旅行者の方に送ったら、思わず笑ってしまったとか。福岡→仁川の飛行機は満席もいいとこでした。
ちなみに、九州内の知人の話では、3月30日までの中国行きの飛行機は、日本国内からは全便満席というのですが、本当かどうか・・・と疑いますが、その知人の友人夫妻は、3月30日の中国帰国用チケットをやっと確保したという話です。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)