行政・自治No.149 『自治基本条例は活きているか!? ニセコ町まちづくり基本条例の10年 』 刊行
行政・自治No.149 数日前、2012年4月27日頃、木佐茂男・片山健也・名塚昭(編)『自治基本条例は活きているか!? ニセコ町まちづくり基本条例の10年 』(公人の友社)が刊行されました。店頭に並ぶのは、連休明けになるかと思います。
この チラシ の2ページ目にあるような目次で、基本的に私と現・ニセコ町総務課長・加藤紀孝氏、現・ニセコ町長・片山健也氏との対談、同まちづくり基本条例制定10周年シンポジウム(逢坂誠二氏らがパネリスト)と条例解説などからなる280ページ程度の本です。
企画を私の方から持ち出して4年半の歳月を要しました。地元町民の方々に書いていただいた原稿は2008年現在のものです。いかに対談中心の本とはいえ、編集作業は容易ではありませんでした。
正直、よくまぁ出来たなぁ、という感じです。
現在は、第二世代または第三世代の自治基本条例が制定されてよい時期に来ていると思いますが、どうも退行している条例も出現しているようです。また、論点が、外国人を中心とする住民投票制度の可否、賛否に絞られているような自治体もあるようです。
条文の数が多ければ良いという問題ではありませんが、ニセコ町まちづくり基本条例が57条もあるのに対して、最近ではわずか15条しかない自治基本条例も制定されようとしています。仮に15条であっても、それで、自治体が市民のために、きちっと動くためのタマシイと仕組みを書き込んでいればいいのですが、どうも、そうではなさそうな感じがします。
ある意味で、自治基本条例・まちづくり基本条例の危機とでも言える現象がありそうです。
そうした中で、本書は、着実に一歩一歩、前へ進むニセコ町の町政、町民の活動の様子がわかるのまちづくりを知ることで、自治基本条例・まちづくり基本条例を制定した自治体、あるいは、これから制定する自治体にとって道しるべになるのではないか、と思います。
期間限定で、業界ルール違反?となるような「まとめ買い割引」が添付PDFファイルの1枚目です。印刷して、記載のうえ、直接、出版社にファクスでご注文下さい。
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