自治・行政No.153 セキュリティ強化と情報過疎化
自治・行政No.153 役所に勤めている方との原稿や資料、文献のやり取りが頻繁です。しかし、ますます送受信ができなくなりつつあります。ほんの小さな容量のファイルしか受信できない役所が多いですね。
大きなサイズのファイルは、各種無料サービスで、100メガとか、1ギガのファイルまで専用ホームページ経由で送ることが可能になっていますが、その利用登録さえできない自治体も多いです。
いわんや、共同作業に必要なソフトをインストールすることのできない自治体が圧倒的です。これも「セキュリティ」と職員がゲームなどで遊ばないように、という配慮からでしょう・・・
今日は、こんな話が入ってきました。自分の自治体の例規集にアクセスできないまま、誰もそれに困っていなかったようなのです。あるいは、自分のまちの例規集を見ることができないのに、そのことを上司や管轄の部課に伝えることをためらう風潮もあるのでしょうか。そうだとしたら、我が職場も同様です。皆、気づかないふりをして・・・
でも、例規集をみずに人口数十万の自治体の職員は何週間も仕事ができているのですねぇ。
> 職場のネットワーク環境は、セキュリティ
> 重視の名のもとに、日々使えないものになっていき
> ます。
>
> 先日までは、例規集の検索したところ「好ましくないサイト」
> と閲覧制限がかかっていました。
> 調べたところ「風俗営業等・・・」という法律引用部分
> がわざわいしたとか。
>
> 例規集を見ている職員が少ないためか、2週間くらい
> 放置されました。
他の自治体でも、類似事案は、相当ありそうです。
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コメント
最近の自治体職員の方々は多忙なのか、職場からはブログへのアクセスが禁止されているからなのか、随分、来訪者が減ったような気がします。
その代わり(?)、「ソープランド、初めて」というキーワード検索での来訪者は多いです。
もしも、情報の収集さえ禁止されるような時代状況であれば、「明日」もみえなくなりそうですね。
投稿: きさ | 2012.10.01 04:39