行政・自治No.166 小論「杉村先生の地方自治論」
<行政・自治No.166 この「杉村先生の地方自治論」は、前回の行政・自治No.166(2015年3月22日付け)に書いた追悼文集に載せていただいた杉村先生のご業績のうちの「地方自治(法)」に関して、若干の検討をした小論です。実際には、先生の行政法学方法論に触れることも書いていたのですが、割り当てられた字数の2倍近くあったため、やむなく地方自治(法)に関連する部分のみに絞った後半部分の要約です。
現在の中堅・若手の行政法研究者の主流とはスタンスが違うなぁ、と思うのが、第二次世界大戦のとき、学徒出陣などを経験した世代の先生方です。今、ご存命であれば90歳以上100歳過ぎくらいまでになる先生たちでしょう。
第二次大戦後の人権感覚、民主主義感覚が鋭く意識されていたと思います。
そうしたことについては、次回(正確には、別の記事が途中に入るかもしれませんが)ご紹介するこの原稿の詳細版で、さらに時代背景を遡って書いています。これは、あくまで短縮版ということで、先に載せます。
出版社著作権との関係では問題があるでしょうが、こういうものが載っているということで3月22日現在で50大学にしか所蔵されている本が少しでも売れれば・・・と。出版社の在庫が1冊でも減ることを願っております。
木佐茂男「杉村先生の地方自治論」杉村先生追悼文集編集委員会(編)『杉村敏正先生の人と学問』(有斐閣、2014年)191~207頁
「杉村先生の地方自治論」 → PDFファイル
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