« 監視されていた裁判官懇話会、足元しか撮影できない裁判官研究会 | トップページ | 任期付き弁護士の自治体勤務制度は、世界で普遍的?(1) »

2016.01.25

日本の執行停止事件(行政訴訟の一部)統計分析に挑戦すると

19693_2 日本の行政訴訟事件のうち、「執行停止」の新受件数、認容件数、人口比の認容率などを検討しようとすると、まる1か月かかっても完成には程遠いです。

 でも、ここまで来たら、やるしかない。

 こんなに同じ最高裁事務総局内部で作られた(はず)の資料が、ボコボコに数値が違っていては、1本のグラフなどにできるはずがない。

 同じ年度で、執行停止申立て関連の件数が、2倍も違うことがあるのです!

 かつて作成し、公表した『人間の尊厳と司法権』(日本評論社、1990年)315頁の図④は、正確にデータの出典を挙げてはいたものの、それを「1本のグラフ」にするという誤りを犯していました。今春発刊予定の本では、3本の線からなるグラフに修正しております。

 ちなみに、『行政事件訴訟年鑑』については、次のような問題がありました。

 『行政事件訴訟年鑑』が、ナント、東北大学 附属図書館本館には、1948-1979年分まであるという記載が同図書館のデータベースがありました。そこで、かなりの期間、深刻に悩み、いったい、『行政事件訴訟年鑑』がどれだけの期間に発行されたかを、国会図書館も含めて他のほとんどの著名図書館のデータベースを調べました。でも、簡単にはわかりませんでした。

 東北大図書館のデータベースでは 〔23-44〕 ともなっていたので、結局のところ、発刊は、昭和23年から昭和44年までの間の可能性があると推測して、同図書館に2015年の夏休みに、「これはひょっとして入力ミスではないか」と問い合わせました。図書館側が入力ミスを認めて、同書の刊行年月が最終的に明らかになりました。今は、同図書館の検索用データは修正されています。

 このような馬鹿げた作業に、本当に膨大な時間を費やしています。結果だけ見ている人は、「暇人」が作った図表やグラフにしか見えないでしょうけど。

 最高裁事務総局作成のデータ自体に振り回され、図書館の入力ミスに振り回され、かくして、論文も書き上げないまま、定年の日になるのです。

 時間の無駄使い、情けない、の一言です。

|

« 監視されていた裁判官懇話会、足元しか撮影できない裁判官研究会 | トップページ | 任期付き弁護士の自治体勤務制度は、世界で普遍的?(1) »

日々の出来事」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 監視されていた裁判官懇話会、足元しか撮影できない裁判官研究会 | トップページ | 任期付き弁護士の自治体勤務制度は、世界で普遍的?(1) »