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2016.01.22

裁判官の実数をもとにした内閣府男女共同参画局データの更新

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 裁判官の実員がどうなっているか、裁判所職員定員法との関係ではどうなっているか、は後日述べます。

 今日は、まず、誰が見てもおかしい、変だ、という数字からです。

 最高裁判所事務総局が、毎年、内閣府男女共同参画局に提出して、公式統計として利用されているデータが、かなりひどいです。共同参画局係長によれば、女性裁判官は順調に増えているが、なんと、裁判官総数は赤色枠線で囲んだように、5年間にわたり、判事補総数は変わらず。その固定数の裁判官数から女性裁判官数を控除した数字が男性裁判官数という次第です。

 内閣府の担当係長も、かねてからおかしいと思っていたそうです。木佐が、2015年10月2日「裁判官実数は、内閣府へ提出の男女比統計は、公文書偽造ではないか? 私が、台湾でも韓国でも、裁判官実員や裁判所職員実員は、母国語でも英語でも公表されている」と強く主張して、しばらくの期間をおいて、10月16日に両実員データが私に開示されました。

 そこで、ただちに、内閣府男女共同参画局の担当者に電話を入れ、今後は、正式な実員に基づいた男女の裁判官・職員の数字をウェブサイト上でも使えるのではないか、と提案しました。実数も伝えました。

 2015年(平成27年)版
http://www.gender.go.jp/research/kenkyu/sankakujokyo/2014/pdf/1-1-d-1-2.pdf

 私は、新著の原稿を出版社に入れてからも、なお、最高裁事務総局や複数の裁判所に問合せをしていました。それでも、原稿は、2015年11月16日頃入稿のものが最後です。したがって、今春刊行の新著では、男女共同参画に関する内閣府データは、上記のものが掲載されます。

 ところが、このブログ記事を書くために、数日前(2016年1月19日頃)に内閣府サイトを見ると、異なった表が掲載されていました。
 これです。

http://www.gender.go.jp/research/kenkyu/sankakujokyo/2015/pdf/1-1-d-1-2.pdf

 なんと、2015年12月25日付け内閣府男女共同参画の状況に関するウェブサイト更新では、今までとは異例の形で、新情報が公開されました。両画像を比較してご覧ください。

 この内閣府のデータへのアクセスが非常に難しいです。

○〔正しいアクセス〕 男女共同参画局 → ホーム→ 基本データ → 調査研究等 → 女性の政策・方針決定参画状況 最新値 → 平成○○年度調査結果=平成○○年度 女性の政策・法心決定参画状況調べ → 1.国の立法・司法・行政 → d.司法 → (1)裁判官

×〔つい、誤ってしまうアクセス〕 内閣府男女共同参加局→ ホーム → 基本データ → 女性の活躍状況の「見える化」→ 各府省における男女共同参画推進状況

 裁判官や裁判所職員の実員情報は、次回のブログの記事に載せますが、ついに、事務総局は、内閣府にも正確な提供を始めることにしたようです。私と、内閣府職員の共同参画事業の成果と言ってもいいかと思います。

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