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2016年2月の記事

2016.02.20

木佐茂男・最終講義および交流会のお知らせ

2016年2月11日付記】大講義室へ会場変更。九大法学研究院へのロードマップをアップロードしました。
2016年2月8日付記】天神・中州間にある良いホテル、さらに空室が出たとのことで3室を確保していただきました(2室は消臭対応の喫煙室。禁煙室とほぼ変わらないと思います)。率直に申し上げて、食事なし・税込み8,500円です。楽天評価で☆4.1のホテルです。数日以内に不要となった場合、お返しする約束にしております。
2016年2月5日付記】 天神のホテルを数室、1万円以内で確保しました。多くの方がご存知のホテルと思います。遠隔地の方は、お申し出ください。おそらくすぐに埋まります。 →即日、4室すべて埋まりました。
2016年1月23日付記】 フライヤー(チラシ)では、交流会の申込み締切日が1月22日(金)になっておりましたが、まだ、定員には余裕がありますので、是非ともご出席ください。会場の定員に達するまではお受けできます。
2016年1月15日付記】 1月14日現在では最終講義後の交流会申込者の65.9%が福岡県外の方です。2月20日(土曜日)は、福岡市内で1万円以下のホテル空室は、1月15日の早朝に「楽天」「じゃらん」で、検索したところ、すでにほとんどありません。カプセルホテルならまだあります。宿泊の必要な方は、先に宿泊先の確保をしていただきましてから、木佐または事務局にお申し込みください。

 2月20日付けの本ブログの記事より前の日付で、今後、順次、最終講義でお話しする内容の一部、特に、最終講義時にしかお話しできない内容の頭出し部分をアップロードしていきます。そちらもご覧ください。


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【元の文章】 2016年3月末日をもって定年退職いたします。

 そこで、常例にならい最終講義をさせていただくこととしました。「講義」と名が付きますので、教員として一種の義務かな、とも考えました。

 


日 時 2016年2月20日(土曜日) 16時~17時30分
場 所 九州大学貝塚地区文系中講義室
     (緑10番の教室)

テーマ 「地方自治と司法改革を研究テーマとしてきて―幼少期の問題意識から今後の課題まで-(仮題)」

   最終講義のご案内 → PDF版
 
   交流会のご案内   → PDF版

 この30年余の間に撮ってきた地方自治と司法に関する写真が数千枚あります。研修や講義で使った以外は、未公開のものがほとんどですので、90分全体を写真付きパワーポイントでお話ししたいと思います。使う写真は、ドイツ、スイス、韓国、台湾、日本のそれぞれについて、司法と地方自治に関するものです。

 来春発刊予定の最後の論文集『司法改革と行政裁判』(日本評論社)(約570頁)の書き下ろし「序章」の骨格を、30%くらいの時間を使ってお話しします。

 同書序章では、あまりにも国際水準(わけても、東アジア諸国)から遅れた日本の最高裁判所と事務総局のさまざまな実情を最高裁ウェブサイト、統計データを使って、解説し、批判しています。最終講義では、その一部を、同書にも書けない、また、時間的に間に合わなかったことも含めてお話しします。「日本司法の恥ずかしい話」が満載です。

 日本で1990年代に盛り上がった「司法改革」を妨害するために木佐の著書や記録映画『日独裁判官物語』につき、1999年から2000年にかけて『判例時報』、『判例タイムズ』、『司法の窓』を使って8か月間限定で攻撃し続けた事務総局の行動を、事実に基づいて実証的に明らかにします。私は、最高裁事務総局に徹底してやられましたから、私も命がけで講義をします。本当は、マスコミも講義取材に来て欲しいです。

 また、この秋から12月28日(月曜日・御用納めの日)までの最高裁判所事務総局(広報課、行政局、情報政策課)とのやりとりなども最終講義中には話します(刊行予定本には原稿として間に合わなかったので書いていません)。

 いかに、国民や国会に対して秘密だらけになっているか、ウソのデータや、誤ったデータを公開しつづけているか、それがどのように国民の不利益になっているか、を明らかにします。内閣男女共同参画局に提出しているデータでさえ、偽りであることも数字や表を使って話します (これは、本にも書きました)。日本弁護士連合会も、今まで、いかに適当なデータで白書を作ってきたのか、が問われる気がします。

 「死法」から「司法」へ、何をどうしたらいいのか、多少の問題提起になれば、と願うところです。
 
 「地方自治(法)」についても、問題だらけです。ますます美しくなっていくヨーロッパの村々や日本とは全く発想・組織が違う自治体連合組織の役割などとも対比しつつ、日本の状況を考えます。


 以上の司法や地方自治のかなりの部分は、すべてどこかでしたことなのですが、まとまった形にはなっていませんし、2015年に初めて知り得た情報や調査内容は初出になります。まとまった司法・地方自治に関する私の話は、今回が最初で最後ということになりましょう。

 研究課題が、長年にわたり「地方自治」(憲法第8章)と「司法」(第6章)に関することですが、前者と後者いずれかの面でしか私とのお付き合いのない方々が圧倒的に多いため、「交流会」を設けました。

 相互のテーマが実は密接に関わっていることから、「地方自治分野←→司法分野」の枠を越えてお話しをしていただき、今後、お付き合いが増えるようにと願っております。

 最終講義自体のご出席には事前の届けは不要ですが、交流会につきましては、定員が限られますことと、当日の福岡市内のホテルはかなり逼迫しておりますため、早めのお申し込みをお勧めいたします。交流会参加につきましては、案内のフライヤー(チラシ)にある連絡先、または、私(GDH03534あ っ と ま ー くnifty.com)宛に、直接お申し出いただきますと有り難いです。

 全力投球で行うつもりです。本当は、少なくともまる1日の時間が欲しいです。お一人でも多くの方と、画像を見ながらともに考えたいと思います。

 よろしくお願いいたします。

     (本講義の予告編は、時間の余裕があれば、もう少し、続けます。)


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2016.02.02

スイスとドイツの地方自治(20年経って、美しくなる村)

12 3 4 このところ、暗い日本の司法の問題中心に書いてきたので、少し、気分を変えましょう。ちょっと、美しい風景や、ドイツのどこの市町村にもある婚姻届けの部屋などを見てみましょう。

 添付(リンク)先のPDFファイルは、約200枚の写真が載せてあります。

 2011年に文部科学省・科学研究費・基盤(A)で、ドイツ・スイスの地方自治調査に行ったときの報告を約5年ぶりに説明文付きで載せることにします。

 (ただし、説明不足なので、このPDFに補足説明を加える可能性があります)

 今回の最終講義では、これらの画像もほとんど使うことはないでしょう。

 ですが、1991年頃と、それから20年経ったドイツやスイスの村々が、どれだけ美しくなっているかは、2011年現在で整理した写真だけでもわかっていただけるのではないか、と思います。

 もっと、もっと、多数の写真がありますが、とても整理のための時間的余裕がありません。

 2011年の科研研究会で報告したパワーポイント画像  → 説明付きPDF

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2016.02.01

まちづくり基本条例を最初に作った逢坂誠二氏が最終講義の紹介記事を書いて下さいました。

1 2 日本で最初に自治基本条例(「ニセコ町まちづくり基本条例」)を制定したときのニセコ町長で、現在、衆議院議員逢坂誠二氏が、今日付の同氏の『徒然日記』に、私の最終講義とその後の交流会のことについて触れて下さいました。

 四半世紀以上に遡る両名のかかわりについても言及してくださっています。超がいくつも付くほどお忙しい日常の中で、最終講義に関連づけていろいろな思いを述べてくださって、感謝の言葉は尽きません。

 逢坂誠二氏の『徒然日記』 2016年2月1日付け → こちら

 写真の『町長室日記』には、書籍の最後の直前に、「推薦の辞」(351~352頁)を書かせていただいています。この同氏の『町長室日記』のベータ(テスト)版は、1997年11月13日だったようです。この公開日記は、20年間、続いたことになります。

 「推薦の辞」は、2004年6月付けとなっています。発刊日は、2004年8月14日です。

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