2009.12.04

行政・自治No.102 沖縄・泡瀬干潟訴訟をめぐって

行政・自治No.102 昨日になりましたが2009年12月3日付け「朝日新聞」朝刊の社会面に、沖縄本島の「泡瀬干潟調査費予算案「判決の趣旨は『中止』」 市の解釈に識者批判」 という記事の本文中に発言が引用されました。

 2日間で恐らく8時間を超えるやりとりをして、翌日掲載です、というハナシから約1カ月経ちました。この間、多数の殺人事件や福岡県内の旅行者が多数、韓国で焼死されるという事件などがあって、社会面は事件報道で満載。ずっと延期されていたものです。

 同じく環境や景観が問題とされる「鞆の浦」判決も出たあとだったので、住民訴訟と抗告訴訟の違いから始まって、訴訟類型の違いや、そのことから生ずる判決の力点の違いなどの説明に時間を要したことでした。

 マスコミの依頼によるコメントは、本当に立派な(内容が、ではなくて、費やす時間の点で)ボランティア活動ですね。

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2009.11.18

行政・自治No.111 恵庭市長選の結果を思う・・・

行政・自治No.111 去る2009年11月15日に投開票が行われた北海道恵庭市長選挙で、現職の中島興世氏が敗れ、北海道議会議員を4期務めた原田裕氏が当選されました。

 さて、このお二人、私が北大に赴任してすぐの時期に、「恵庭市まちづくり研究会」の代表メンバーとして揃って研究室に来られ、恵庭市での地方自治法勉強会の講師をして欲しいと言われました。この依頼に先立って、すでに西尾勝教授(当時・東大教授)の連続講義、そして講義録の刊行・販売なども行われており、北海道の自治体職員の学習・実践ブームの火付け役グループでした。確か『イミダス』や岩波新書などにも登場する著名な自主研究グループでした。彼らは、その後も、次々と著名大学教授らを首都圏から招いて講演会や研修会を次々と行った「恵庭まち研」行事の創設者なのです。手弁当での海外研修なども著名です。

 原田氏は、旅館・料理店などの家業を継ぐために中途退職され、その後、道議を続けておられましたが、こうして市長選でご両人が対決されることになるとは、当時は予想できないことでした。

 全国に知られた恵庭まち研のメンバーも、20余年の間に、かなりバラバラになっていったようです。年月が経つうちに、考え方も行き方も変わっていくこと多いとはいえ、何かしら釈然としないものが残ります。

 国内各地では、新しい研究会も次々と生まれていますが、世の移り変わりをひしひしと感じる3日前の選挙でした。

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2009.10.09

自治・行政No.110 ニセコ町 町民公開で片山健也町長・初訓辞

自治・行政No.110 今日は、新しい北海道ニセコ町長片山健也氏の初登庁の日でした。普段着姿の町民の方たちが多いのが嬉しいことです。

 同氏の最初の職員訓辞は、町民公開で行われたそうです。さすが、ですね。

 今後のご活躍に期待します。

 ちなみに、今日付のニセコ町役場のホームページにも、登庁の様子が写真入りで載っています。

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2009.10.02

行政・自治No.109 「今回の選挙期間中、「人間の尊厳、基本的人権」の言葉が頭から離れなかった。」

行政・自治No.109 ニセコ町長になられた片山健也氏のTwitter上での発言です。 → 同氏の HP からも行けますが、直接には こちら へ

>今回の選挙期間中、「人間の尊厳、基本的人権」の言葉が頭から離れなかった。
>日本の村社会の中で「思想信条の自由」が守られるのか、今一度考えを整理してみたい。
> 5:50 PM Sep 28th webで

 小さな町での短い選挙キャンペーンの期間に、強い地域社会の縛りの中で、片山さんの声を生で聞こうにも聞くことのできない地域の有権者たちがいた、ということのようです。日本の中で住民がもっとも声を出しやすい自治体と思われるニセコ町でもこうなのですから、他は推して知るべしということなのでしょうか。

 まちづくり基本条例の改正が間もなく行われると思われます。今まで、自治基本条例・まちづくり基本条例の中で基本的人権のことについては深く取り上げなくてもいいと思っていた私ですが、見解を改めなければならないのかもしれません。

 そのこととは別に、首長が、このような問題意識を持っている自治体に住んでいる人は、うらやましい、とも言えます。

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2009.09.28

行政・自治No.108 「大規模市町村合併を理解できない国・スイス 」

行政・自治No.108 すでに10日ほど前になりますが、全国町村会『町村週報』2693号の表紙にある「閑話休題」に、標記のタイトルのコラムを載せております。テーマは、編集部からの依頼というか、相談の上で決まったものです。なぜ、その国では広域合併がなくて今もやっていけるのか。そのメカニズムはもっと研究されるべきでしょう。

 ところで、今、調べたら、全国町村会のホームページでもすでに「閑話休題」欄で公開されていることがわかりました。こちらをご覧下さい。

 このホームページにある 研究業績→随想欄 からも行くことができます。

 今回は、表紙写真も私がスイスの首都・ベルンで写した市内中心部のものが使われています。説明は、PDFの方の右下にあるキャプションをお読み下さい。

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2009.09.13

行政・自治No.107 かたやま健也(片山健也)氏が当選しました!

行政・自治No.107 片山さんの当選が確定しました。役場の開票速報は、実に早いですね。10分刻みで、刻々と報道されました。

 これで、まちづくり基本条例(自治基本条例)の全国第1号のニセコ町も、新たな基礎の上に、立派なまちづくりが進んで行くことでしょう。

> ニセコ町長選挙投開票速報
> 【1】
> 更新:平成21年9月13日 20時24分
> 開票状況(速報) 開票率:23.61% 21時20分現在
> 候補者氏名 党派 得票数
> かたやま 健也 無所属 400票
> たかはし 守   無所属 400票
> 無効票 0票
>
> 【2】
> 開票状況(速報) 開票率:54.60% 21時30分現在
> 候補者氏名 党派 得票数
> かたやま 健也 無所属 1,000票
> たかはし 守   無所属 850票
> 無効票 0票
>
> 【3】
> 開票状況(速報) 開票率:99.47% 21時40分現在
> 候補者氏名 党派 得票数
> かたやま 健也   無所属 2,057票
> たかはし 守   無所属  1,313票
> 無効票 0票

> 【4】 更新:平成21年9月13日 21時49分
> 開票状況(確定) 開票率:100%  21時45分確定
> 候補者氏名 党派 得票数
> かたやま 健也 無所属 2,057票
> たかはし 守   無所属 1,313票
> 無効票 18票

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2009.07.12

行政・自治No.105 北海道ニセコ町の町長選

行政・自治No.105 かつて、4年前にもニセコ町長選について触れたことがあります。 → こちら

 同町の「まちづくり基本条例」が制定されてから3回目の町長選の時期が近づきました。

 ある意見によれば、このところのニセコ町の自治は、「過去の遺産」でやっと維持されていて、先がない、というところまで来ていました。

 北海道新聞の2009年7月7日付けの記事は以下のような趣旨のことを伝えています。

> 任期満了に伴う9月8日告示、同13日投開票の後志管内ニセコ町長選に再選を目指して出馬する意向を
>表明していた佐藤隆一町長(57)は6日、健康上の理由から出馬方針を撤回した。佐藤町長は北海道新
>聞の取材に対し「胆管にできた腫瘍(しゅよう)の治療を続けており、健康不安を抱えながら(町長の)職務
>を続けていくのは難しいと考えた」と述べた。同町長選で現在、佐藤氏以外に出馬を表明している人はい
>ない。

 確かに「出馬を表明」 (この軍事用語を私は好きではないのですが・・・)している人がない、というのは、公式にはそうかもしれないですが、この時点でほんとうにそうなのでしょうかね?

 役場の広報担当にでも聞いて、そう決めつけたのでしょうか?

 ニセコの「まちづくり基本条例」は、今、岐路に立っているのに、ちょっとのんびりした記事のように思ってしまいます。

 最近知ったのですが、自治体の選挙日も、誰に有利になるか、を考えて、選挙管理委員会が「裁量的」に決めることがあるのだそうですね。今回は、その裁量権行使があまり意味をもたない事態になるのか、それとも、決定的に意味を持つことになるのか・・・

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2009.05.28

行政・自治No.104 名前無き行政行為・名前無き教示文

090528_2Jidoushazeitsuuchi_2行政・自治No.104 最近、ロー・スクールの講義をしていて、未熟、勉強不足のため、説明できないことが多くて困ります。

 行政行為、行政処分の書類に、行政庁名を書くのは当然ですが、例えば、○○県知事 というだけの発令者名で、懲戒免職ができるのだろうか、などと考えています。

 写真は、処分をした行政庁の名称はあるが、税務署長名のない自動車税の納税通知。もう一つは、今日のロー・スクール講義の際に学生から提供された昨日(2009年5月28日)発行の教示文。日付も、担当者(発行者)も何も書いてありません。何枚でもコピーできそうです。

 国税還付通知などでも署長名などはありません。どの程度まで、行政庁の任にある自然人の名前を書いておくべきなのでしょうか・・・

 これって、適法なのですかねぇ。ともかく、教科書類を見ても、言及はないようです。

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2009.05.15

行政・自治No.103 初体験

Dsc_0606_small行政・自治No.103 初体験をしました。

 今まで、大学内での講義を除いて、約400回くらいの講演・講義・研修などを行ってきましたが、生まれて初めて、シンポジウムに出席したものの、主催者、基調テーマ、出演者、その他もろもろのことが2転、3転どころか、7転、8転して、ついに、主催者も実態があるのかないのかわからない、シンポジウムのテーマも決まっていない、椅子並べをする人さえほとんどいない、シンポジウムが始まったのに、会場に案内の紙1枚貼ってない、基調講演者、パネリスト、スタッフ、一般参加者、全員を含めても15名か17名というすばらしいシンポジウムに参加することになってしまいました。

 元はと言えば、某大学からのお話しで、内閣府も関与し、できれば九州大学主催で、というお話しだったのですが、いつのまにか、企画当初にいたはずの人たちがひとりもいなくなっているような事態に至っていました。

 写真は、基調講演がすでに始まっている時点のものです。写っているのは15名くらいでしょうか。各パネリストが連れてきた知人1名か数名が参加者と言える程度。

 このシンポジウムの広報はまったくされておらず、唯一、私の4月24日付けのブログのみが情報源でした。

 RKB主催のジャーマン・フェスタの会場にも、シンポジウム会場の福岡タワー入り口にも建物内にも一切、案内文はありませんでした。RKBが組織として引いたのもよく理解できます。

 いろいろと振り回すことになってご迷惑をかけた九大本部の職員の方々、誰かに代わって、深くお詫び申し上げます。

 これをもって、私の初体験の日記を終わります。

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2009.04.13

行政・自治No.102 郷里の市長選

Bataden1dsc_3066_smallBataden2dsc_3071_small行政・自治No.102 気がかりな選挙が連続していて、先日は、東京都千代田区(千代田村?)の区長選挙の実態を詳細に知る機会を得ました。今年は統一地方選の年ではないのに、その他にも連続して、首長選が待っています。

 今日は、高校時代の同級生・長岡秀人さんが出雲市長にさきほど当選しましたので、ほっとしたところです。現職市長さんが最下位でした。長岡さんは、合併する前の私の郷里の市の現職市長。そして、2市4町合併後の副市長を経て、今回、市長になられたわけですが、少しまともなもっと良い市政になることを期待しています。


【速報】出雲市長に新人・長岡氏

 ◇出雲市長選挙開票結果
 (12日22時37分、選管最終)
当54,703 長岡 秀人 58 無新
  18,683 菊地 恵介 33 無新
  16,832 西尾 理弘 67 無現

 2枚の写真は、この3月で最後の勤めを終えた一畑電車のお座敷納涼列車。長岡さんの引率で、貸し切り列車に載った昨年(2008年)8月の写真です。納涼電車のチケットを兼ねたウチワを持って乗車案内(?)をし、乾杯の音頭を取っているのが、長岡さんです。

 選挙前でしたので、掲載は控えておりました。この電車引退記念の全線の様子を移したDVDも買いました。

 今日は、このくらいで止めておきましょう。文部科学省科研費の後始末作業の途中ですので。

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