カテゴリー「制度疲労から制度腐敗へ」の投稿

2010.05.27

自転車盗難の被害届を出したら顔写真や指紋を取られる?

 指導している大学院生が、自転車盗難に遭ったというので、とりあえず、自転車盗難の件数や、関係機関での処理のされ方なども調べるために、検索をかけたら、なんと、こんな記事が。

 自転車盗難に遭った女性が逆に犯人にされたり、顔写真や指紋を○○で採られる話です。

 この記事によると、ポリスマンの方々の自殺も多いようです。

 私も、今日が、大学のネット上で「研究者情報」という枠の中で、法人従業員として教育や研究の業績や、1年間の諸活動を入力する締切日ですが、とても、全体を入力するような時間はないです。上記の方々のように、デッチ上げで何かを入力するしかないようです。精一杯の努力はするつもりですが、とてもとても指示されただけの仕事をこなす時間はまったくありません。ノルマ、って、怖いものです。

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2009.03.15

こういう会議のあるところ

 次のようなデジタル・メモと印刷物が見つかりました。いつ保存したかわかりませんし、どなたの作品かわかりません。著作権をお持ちの方、無断引用、ごめんなさい。

 『下衆(げす)の会議

 ・呼んで集まらず

 ・集まって合せず

 ・合して議せず

 ・議して決まらず

 ・決まって行わず

 ・行って責とらず

 その結果がガラパゴス現象だったり、シーラカンス現象だったり・・・。

 身近でみるのは、「合して議せず」、「決まって行わず(決まったことを意図的に異なった内容で行う)」、「行って責とらず(自分に責任のある問題であること自体に気づかず、 または、責任をとることが起きているのに気づかず)」という部分ですかねぇ。こういう状態にまで至ると、本人は幸せですね。

 大学の中がこういう状態であるはずはない、と信じていますが。

 かつて、『日独裁判官物語』に登場された現職裁判官が、裁判所の中では、「見ざる、言わざる、聞かざる、考えざる」の4猿ですね、と言われていたのと似ているのか、違っているのか・・・

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2008.11.30

桝添要一様からのお手紙

 平成20年(2008年)7月29日付けで作成された「厚生労働大臣 桝添要一」様からの 「ねんきん特別便 年金記録」 が、この11月になって、大学事務局より教員のメイル・ボックスに入れられていました。

 私の勤務先は、私学1つと、国立大学だけだったから、年金の記録に間違いはないだろうと思っていました。

 去る2008年2月22日付けで、「国家公務員共済連合会 年金部 年金相談室」 から、私が65歳になった段階でもらえる年金額の試算額のお知らせをもらっていました。38年間、マジメに働いた見返りである年金額が、月額で計算しても年額で計算しても、高校教師であった「父親のちょうど半額」しかないと知ってしまい、しばらくがっくりしていました。マンションの家賃代と駐車場代で全額が消える額でした。

 定年が近くなった同じ法学研究院の同僚教員数名に、「年金額はどのくらいになりそうか、知っていますか」と尋ねてみましたが、誰も、その額の2倍~3倍くらいあるものと信じておられました。まさか、生活保護基準程度とは思ってもおられないようです。

 さて、気を取り直して、桝添様からのお手紙をよく見たら、なんと私学に勤めていた4年分はまったく記載されていません。なんとまぁ、私学勤務の記録さえ、社会保険庁で一括しているはずのデータには入っていませんでした。あわてて、大学の事務当局にはその旨を知らせましたが、同僚教員で大学を変わっている人は、倒産した中小企業の年金記録の喪失事件なみに、記録が残されていない可能性があります。

 心当たりのある、特に私学勤務の経験のある方は、再調査をされた方がいいと思います。それにしても、学生数では全国のベストスリーに入るというマンモス大学に勤務していても社会保険(庁の)記録に載っていないというのは、いったい、どうしたものなのでしょう?

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2008.10.05

偽装の時代(2)

080818kanagiwasser1dscf3196080818kanagiwasser2dscf3200 ちょっと前の記事のミネラル・ウォーターですが、オリジナルと言いますか、元々の地元用はこのラベルです。「金城(かなぎ)の華」と言います。2種類のボトルのラベルの製造会社名や所在地を見れば、同一の製品とわかります。と言うよりも、製造会社のホームページを見ると、コンビニ用と自社販売用の2系列で製造していることがはっきりと書いてあります。ホームページによれば、2年連続で2008年もモンド・セレクション最高金賞を受賞したのだそうです。「石見(いわみ)の華」よりも、合併前の小規模自治体である「金城」の名前の方が、響きがいいのか、漢字のイメージがいいのか・・・。「金城の華」は、産地名擬装ではありません。
 
 ちなみに、このミネラル・ウォーター(擬装)問題には、「出雲」と「石見」の地名ブランド度と、両「国」の意識差の話が結びつかざるを得ないように思います。

 今でも、日本国内では、ひとつの県の中であっても、旧国名で区切られる地域、あるいは旧藩の名前で示される地域毎に非常に意識が異なるところがあります。九州内の各県でも、旧藩が2つとか、4つとかあって、まとまったことがない、と言われるところもあるようです。

 地域経済アナリストで、日本政策投資銀行地域振興部の幹部の方が、「意外に強い地域の実力」というシリーズ記事の中で、今後「高齢者が最も増えない県」として島根県を取り上げています(朝日新聞2008年4月19日付け)。その記事によると、出雲神話の「国譲り」以来、地味なイメージの県としてだるものの、これから20年間では最も高齢者が増えない県だそうです。その県の課題は、若者流出の防止策である、とされていて、「新しい芽」として石見銀山竹の各種起業や隠岐諸島の海産物によるまちおこしを例とされています。しかし、銀山は「石見の国」、海産物は、「隠岐の国」で、いずれも出雲と比べれば陰湿さは少ない風土のところと思います。冒頭は「出雲」神話と地味さを結びつけて始まっているのですから、「新しい芽」があると言うのであれば、「出雲」の国の中に、そのような芽を見いだせる、というのでないと筋が通らないような気がします。幕藩時代の「国」の名残りは、「各藩」の今の人々にも、意識差を与えているように思うのですが。

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2008.08.14

偽装の時代(1)

Izumotennensuipb3000160808gisouwasser1dscf31390808gisouwasserdscf3141 ある有名なコンビニ・チェーン店で、「からだにうるおうアルカリ天然水」として、結構高い値段で売っている水が「出雲」の産物となっていました。左上の最初の写真は、当時のものです。4年くらいまででしょうか。ラベルを詳しくみると、「出雲」ではなく、「石見」の国のもの。島根県那賀郡金城町の産でした。だから、島根県内では売っていなかったと思います。

 最近、化粧直しして、販売され始めました。その新しい写真が2番目です。今度は、さすがに、「出雲」とは書いてありませんが、「石見」産とも書いてありません。ただし、合併後の島根県浜田市金城町となっています。

 この水、「2007年モンドセレクション最高金賞受賞」と書いてあります。

 マスコミが擬装を指摘せず、賞まで取ったという一品。

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2008.04.26

『町村週報』<閑話休題>「4.2.3」

 「4.2.3」というタイトルの随想を、全国町村会発行の『町村週報』<閑話休題>に書きました。2008年4月21日号です。まもなく、全国町村会のホームページにも転載されると思いますが、とりあえずは、PDFにて。 → こちら

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2008.04.03

3年生の就職先内定続出をどう考える?

 毎年、大学生の就職活動が早まり、今では、3年生の夏から(あるいは、それでは遅い?)、学生たちは就活に動いています。

 私のゼミでも、この春、3年生のうちに、つまり、2008年3月末までに新4年予定者の内定者が続出しました。これで内定者は安心して大学での勉学・学修に専念できるかというと、さにあらず。企業は、「研修」や「内定者の脱藩阻止」を目的に、次々と講義日に東京や支社への出席を強要します。「まったく」、とまでは言わないものの、ゼミなどの教育活動が成り立ちません。その代わり、ゼミのときには、戻ってきた学生たちによる東京土産のお菓子がいっぱい並びます。

 企業は、今頃の学生は大学で勉強していない、とよく批判しますが、教育をする時間をくれない上に、他の学生への迷惑もかけていることをもっと反省して欲しいものです。

 大学によっては、かなりの規模で、3年次への編入試験をやっているところがあり、最近の予備校や塾では、その入試に合格するためのコースも新聞などで派手に宣伝をしています。仮に3年次に入っても、その時点で就活戦線はかなり終わっている、という感じになりますが、それでいいものやら・・・。

 大学院重点化といいながら、大学院へ来る人が、新卒学生であれ、社会人であれ、ほとんどなくなったというのも、アジアの諸国・地域の大学の大学院(生)が元気であるのと比較して、危うい将来を感じさせます。

 何かにつけて、狂った歯車がさらに狂いつつあるような気もします。

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2008.03.18

広報担当は密告組織?

 過日、九大の広報室の話を書きました。広報担当者とやりとりをした直後、私のスイス・ツアー監修・同行は、「兼業ではないか」、という報告ないし届け出をすぐに本部の人事課にしたそうです。直ちに、法学部の庶務(人事問題)を担当する庶務第3係から私に連絡がありました。私は、当然に、出張手続もその他の必要な手続も取る予定でした。

 正直言って、私の身体にとっても厳しい仕事についてサポートしてくれるならまだしも、「兼業」に当たるだろうから事務方から手続をしっかり取れという、遵法意識からくる人事課への「密告」は、広報室の役割・仕事の順番からしていかがなものでしょうか。ツアーの出発前日も講義、帰国翌日もロースクール講義、ツアー中の休講は必ず補講をしなければならないのですから、こうした激務に耐えている教員を何とか少しでも支える(いたわる)気持ちはまったくないのでしょうか。

 こうしたツアーの期間中は睡眠時間は3~4時間になります。かつて1998年に『日独裁判官物語』の取材に同行した北大時代にも、撮影の全期間の1ヶ月、完全に睡眠3~4時間の日が続きました。こういう場合でも、九大だったら、「好きでやっている」としか評価できないのでしょうね。どう考えても、ツアーの期間中の7泊8日は睡眠3~4時間になるわけですから、せめて、「労働基準法上の配慮はできているのか」と言った助言か質問を、学部(研究院)の管理職にするのが、まずは筋でしょう。「広報」は、誰に、何を伝えるのが職務なのか、私には不思議に思えます。
 
 折しも、今日、このようなメールをいただきました。


> 今日、ある雑誌に依頼された巻頭言を書き上げ、
> 締め切りギリギリに提出しました。
> 昨年12月号には、木佐先生の巻頭言が載っておられました。
> 「法改革では、社会は変えられない」というメッセージ、
> とても感動いたしました。
> 法、法・・・ を強調して、自分たちから動かない現場が
> 多いですから・・・

 兼業禁止規定に違反するかもしれない、という遵法意識をもつ広報室の「コンプライアンス」精神よりも優先する何かがあるような気がします。まさに、他人の違法性を主張しても、よほどしつこく指摘されない限り自分たちが不合理なことの改革に動かないというのが卑怯な姿勢に思えてしまいます。

 ちなみに、記者会見には広報室から誰も来ることはできない、ということを何度も聞いていました。しかし、会見時間になって、本当の目的が何かはまったく分かりませんが、広報室の係長が見えました。しかし、会見内容を報道するとも、しないとも何も判明しません。感想の一言も聞けませんでした。これが、ご本人たちがまったく意識されていない官僚制というものなのでしょうね。監視しに来るのだったら、来て欲しくなかった、というのが正直な気持ちです。

 当然に、私の所属組織の管理職もご多忙ですから、会見に立ち会ったりはしません。この間ずっと観察していますと、どうやら、同僚教員の仕事は、外に宣伝したり、賞などを取るように努力したりする、ということはしない方針が確立されているようです。教員を平等に扱っていないという批判を避けるためなのでしょう。

 大学本部や学部(研究院)幹部から、「高額の研究費を取ってこい」、「社会連携活動も行え」と言われて、すなおに、何もかも、手作業、手作りでやっている教員に対する仕打ちなのかと思うと悲しいです。

 こういうことを書く私だけが、やはり異常なのだろうと思います。近々、精神病院にでも行った方がいいのでしょうね。

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2008.03.16

九大のホームページに初めて代表電話番号が掲載されました

 タイトルの通りです。
 これまで、九大のホームページには、「問合せ先」がありましたが、そこには、主要な部局の電話番号と電子メールIDが掲載されていました。もっとも最初の時期にはこれもなかったと思います。ここには、直通電話番号が書いてあって便利ではありましたが、例えば「広報室」などは載っておらず、学外の民間の方から、「九大へは連絡をとろうとしてもできなかった。他の(旧・帝大クラスの)大学の広報・宣伝と比べてやる気がまるでみえない」と最近も言われました。
 私も4年くらい前から、本部の広報担当に代表電話番号くらいホームページに載せるように言ってきましたが、ナシの礫でした。それ以上に問題もありました。教員全員に対して、「広報の素材がないから、いいテーマがあったら広報担当に知らせるように」とのメールがときどききます。何回か全学的レベルで取り上げて良いテーマをお知らせしましたが、これまたナシの礫。「掲載に値する」、「値しないから取り上げない」、との回答もないまま、握りつぶしです。

 今回も、そういう事態に遭っていましたので、自分でできる限りの手立てを尽くしました。丸一日を無駄にした次第です。

 従来は、こういう場所に、以下の記載がありました。
 「キャンパスアクセスマップ」
 「箱崎地区 住所:〒812-8581 福岡市東区箱崎6丁目10番1号
  電話:092-642-2111」

 確かに、これは、世間によくある代表番号のようでもあります。しかし、そう明示してあるわけでもなく、キャンパスアクセスマップに付随的に書いてあるに過ぎないのです。
 私の抗議の甲斐あって、3月12日か3月15日にこの電話番号も「代表電話」と改められました。

 そして、3月12日には、「問合せ先」というコーナーから、リンクが張られ、初めて九州大学の代表電話番号が公開されました。そして今日3月15日に、再び何らかの作業が行われたようです。 → ファイルのプロパティをご覧下さい。
 作成日 2008/03/15
 更新日 2008/03/15

 、代表電話番号のホームページにおける表示にも、私の指摘から4年かかりました。一事が万事、このようですから、他の問題も何年もかからないと直りません。

 本部総務課職員と広報室職員に聞きますと、この間、代表電話番号がホームページに載っていないことの苦情は皆無だったそうです。神経質であるのは日本中で私一人のようです。

 これに類したことは、まだいっぱいあります。大学本部にも、研究院(学部)にも。

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2007.12.21

鈍感力・放置力・呆痴力

 最近、著作としての『鈍感力』が売れているようですし、自治力対話力○○力という言葉が非常に目につきます。

 確かに、本の『鈍感力』は、読んではいませんが、必要な気がします。そして、組織で生きていく上で、問題があっても放置する力、問題の存在そのものに気づかない呆痴力を自ら磨くことも重要であるようです。また、問題からの逃走力も要るようです。普通は対決するのが好きな私も、今年は、「逃げるが勝ち」なのか「逃げるが価値」なのかわかりませんが、これをやってみました。

 何事にも、「見ざる、聞かざる、言わざる、考えざる」が重要のようです。

 この「4猿」というのは、裁判官社会で一般的な思考様式だ、と元・大阪高裁の著名判事が、おっしゃっていました。1990年よりちょっと後でしょうか。この方が、『日独裁判官物語』の撮影の際に言っていただくようシナリオに書いてなかったために、映像化できなかったのが残念ですが、4猿の思考は、放置力や呆痴力を備えるのと似た発想でしょう。もっとも、あまりに放置と呆痴が過ぎると、ある日に突然に、表向きの法治主義が飛んできて、「逮捕」、ということもありうるので、自己防衛だけは同時に配慮しておくべきでしょうね。

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